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我が家の二人の子供はそれぞれ違う公立中学校に通った。もう卒業して時効だと思うので、ちょっとびっくりした話を。

次女が中1の時、学校の英語の先生が7-8回変わった。確かに長女の中学でも先生が休職して教科担当が変わるという通知は何度かもらった記憶はあるし、中学校教員の「激務」はニュースでも度々取り上げられているので、いろいろと事情があるのだろう。しかし、1年生の1・2学期間で7-8回って。その中には次の正式な「担当教員」が決まるまでの暫定的な「中継ぎ先生」もカウントしているが、それにしても多すぎる。我が家は帰国子女で、インターに通わせていたので英語は困らないのだが、小学校から中学校に上がって一番大事な教科が数学と英語だと思う。ついていけなくなるとすこぶる困る教科だ。受験にも絶対的に必要な教科だし。勉強に対する興味は結構先生に左右される。好きな教科もつまらない授業だと吸収率は低下するし、好きだったのに嫌いになることも。逆もしかり。苦手な教科でも授業が面白いと頑張れたり、興味を持ったりする。

授業参観のときのこと。英語だった。教壇に立った先生は自分がこのクラスの正式な英語担当ではない「中継ぎ」だと冒頭に自己紹介で言った。一般企業のサラリーマンにはちょっと考えられない自己紹介なのだが、先生社会も色々あるだろうし、授業参観日の直前で前任が休職してしまったので、「中継ぎ先生」も大変だったのだろう。少なくともその先生の問題ではなく、学校の問題だ。普段は2・3年生を教えていると言っていた。

そして次の瞬間、「〇〇(うちの子)、前回どこまでどういう授業をした?」と聞いた。

さらにびっくり。一般企業で働くサラリーマンには理解しがたい。引き継ぎすらまともになされていないのか。生徒に確認するのは良いとしても、せめて授業前にすれば、、、などと思いながら私は我が子のほぼ真後ろくらいのところに立っていて、彼女がまともに回答できるかが気になった。

我が子が意外にも、わかりやすく要点をまとめて前回の授業の内容を先生に伝えたので、少しホッとした。

その先生の授業は緩急があって上手だった。このままこの先生にお願いできたらいいのに、と多分そこにいた親たちは思っていただろうというくらい、わかりやすい授業だった。

1年生の別の時期にまた授業参観に行った。行ったらまさかの「自習」だった。やけに静かでその教室だけ親がいないと思ったら。私は自分が海外に行っていた8年の間に日本の教育は様変わりして、授業参観に「自習」はスタンダードになったのかと、その場で友人5-6人に「授業参観に来たら自習なんだけれど」「今どき、そんなもの?」と確かめてしまった。

その時期、1年生は10日後くらいに校外学習に行くことになっていた。校長でも副校長でも手の空いている先生が来て、校外学習を題材に何かグループワークさせればいいではないか、と思ってしまった。班長を集めて進捗を聞いて、課題を2.3個考えて、各グループで討論・発表、余った時間はしおり作りとか調べ物の時間にするとか、やりようがある。学校なのだから「教えるプロ集団」ではなかろうか。と、ついつい思ってしまった。

これらは1年の時の出来事だが、2年、3年とまだまだある。長女の時はそういうアクシデントというかトラブルみたいなものはほとんど記憶にない。次女がそういうものを引き寄せるのか?うちの次女の問題か?www

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