クリスマスの飾り付け

重い腰を上げて、天袋からクリスマスグッズを出して飾った。飾ればやっぱり華やかだし可愛いが、年末の忙しいときに片付けることを考えるとちょっと滅入る。こんなところにも「年齢」はじわじわと出てくるのかとしみじみと思う。

母がイベントやお祝い事をしっかりとするマメな人で、季節折々の花や小物などをきれいに飾っていた。私自身も18歳で独り暮らしを始めて、そういう季節ごとの飾りつけをするのが好きだった。特にクリスマスは気合を入れて家の中を“クリスマス”にしていた。私が好きなのを知っている友達は、男女問わずいろんなクリスマスグッズをプレゼントしてくれて、うちにある装飾品は自分で買ったものはないと言って過言ではないくらいだ。

子供たちが小さい頃は、彼女たちが張り切って飾った。何箱ものクリスマスグッズをリビングだけではなく、玄関・壁・ドアノブなど鏡餅か?というほどいろんなところに飾った。特にツリーに飾るアイテムはみなそれぞれお気に入りがあり、それをどこにぶら下げるか、バランスはどうか、ワクワク、ワイワイしながら華やかな一時を過ごしていた。

そういうのが一変したのが、長女の受験だった。クリスマスムードではないのに加えて、とにかく忙しかった。自分の仕事と塾のお弁当・願書チェック、長女のプライベートレッスン。結局その年は飾らなかった。

その3か月後、引っ越すことになり、収納が減るので物を沢山減らさなければならなかった。収納がとても多い家に住んでいたので、とにかく沢山減らした。その一つがクリスマスグッズだった。大きめのツリーも沢山の動くサンタやスノーマンも、ツリーのパッチワークも、、、数えきれないくらいのクリスマスグッズとさようならをした。その一つ一つに小さい頃の子供たちの沢山の思い出があるのだが、お別れをしなければならなかった。

次の年、翌々年は少なくなったとはいえまだまだあるグッズを取り出して飾った。が、また受験がやってきた。同じ理由でその年は出さなかった。その次の年は私がとにかく忙しくて、ぐったりして出さなかった。(でも、丸鶏は焼いたなぁ。2回も笑)2年連続出さなかったのだ。そして、今年もクリスマスがやって来た。

時間はあるが、面倒くさい。何ということか。子供たちも、もう喜ぶ年齢ではないし、長女は独り暮らしだ。今年もやめようかな。。。と思った。でも3年連続出さないならば、もう捨ててしまった方が良い。間違いない。もう二度と陽の目を見ることはなく、箪笥の肥しになるだけだ。

少なくとも再来年までには次女も私の元から出す予定だ。もしかしたらこんな風に飾るのは今年最後かもしれないな、、、とふと思った。そして重い腰を上げて、クリスマスの飾りつけをした。

次女も、ちょうど帰ってきた長女も思いのほか喜んでいる。残した小さいツリーの周りにくまサンタを集合させると、次女は今年学校でもらったペンギンサンタを一緒に置いた。家に暖かみが増す。

クリスマスグッズを出すついでに、他の「思い出」と書かれた天袋の段ボールを開けた。中身を確認し、その中から、子供の写真だけを取り出して、自分の物だけになった段ボールに書いた。「そのまま捨てること」と。

その段ボールは次の引越しには捨てようかと思う。早目、早目に身辺整理をした方が良いと、何故か強く感じた。今はまだ40半ばだが、あっという間に30年くらい経つ気がする。今はまだ体力があるから、重たいものも大きいものもなんとか一人で動かせるけれども、きっとそういうことも出来なくなる日が来る。物は自然と増えることがあっても、自然と減ることはほとんどない。

何をそんなに生き急いでいるのかと、自分で思う時があるのだが、「立つ鳥跡を濁さず」。子供たちに負担をかけたくない。そう思うには早すぎる年齢なのだろうか。

おすすめ記事

コメントを残す

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。