1年の締めくくりと始まり

photo : summer-2019

年末年始は大抵、掃除して、お節料理を作って、炭火で色々と焼きつつ、テレビから流れてくる曲を聞いて1年を終えていく。そしてゆく年くる年が始まると、徒歩5分の神社に初詣へ出向き長蛇の列に並ぶのが1年の締めくくりと始まりなのだが、今回はちょっと違った。

12月半ばごろから、ニュースでは初詣への参拝に関する注意喚起をしていた。日にちや時間帯をずらすことやリモートで行うことを推奨していて、我が家は年末に早目の参拝へ行った。よって真夜中の参拝へは行かず、早々と寝たので、今年は朝ランニング→朝風呂→雑煮・お節料理→サッカーTV観戦を3日間行った。

元旦の朝に走りに行くとランニング組と犬の散歩組がちらほらいるくらいで、人も車もとても少なく、山の稜線がくっきりと見え、空気は冷たく澄んでいた。寒さはあるが走りやすく気持ちが良い。帰りはこのあたりで有名な神社の前を通ってみた。例年、少なくとも最低3が日は行列が全く途切れない有名な神社である。車でも自転車でも参拝客が来るような場所で、人も車も渋滞する。しかし今年は違った。それなりに参拝客はいたが、通勤電車に比べればきちんとした距離が保てるくらいの人が、「入口」と「出口」の順路を守って参拝しているだけで、行列も人だかりもなかった。

「日本人ってすごいな」と感心した。TVの歌番組も無観客、スポーツも関係者と保護者のみの観戦、天皇杯は既に販売した観戦チケットを持っている人のみの観戦。審判や運営側スタッフは2週間の体調・行動管理。大会が運営されること自体が本当にありがたい。TVでも「選手たちが誰よりも感謝している」と運営側への感謝の言葉を幾度となく口にする。

主に高校サッカーしか見ていないので他のことは良く知らないのだが、サッカー部員200-300人近い選手を擁する学校は、長距離の県を跨ぐ首都圏への移動となるので、部員であっても自主的に自宅応援としている学校もあるという。

「自分だったら」「我が子だったら」どれだけ悔しいだろう。それでも大会が中止にならないように、クラスターが起こらないように、みんなが徹底している。

そんな中、日本の真ん中から山をめがけて往復するスポーツがTVで放送されていた。残念だった。「会場」という箱や「チケット」がなければ、ルールは守れないのか。「ファン」とは何か。「応援する」とは何か。

TVからバラエティも歌番組も新しいドラマも消え、野球もサッカーも他のスポーツも世界中で中止となったあの数か月に戻ってほしくはない。会場が無観客でもTVの前で応援できる今を大切にしたい。そう思っている人が大多数であると願いたい。そしてこの状況がきちんと落ち着いたときにみんなではしゃぎたい。自分は「本当のファン」でありたい。

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