仕事参観??

silver imac near white ceramic kettle
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正月休みが明けてからの数日、夫は赴任先には戻らずこっちでそのまま在宅ワークをしていた。次女は1か月以上の長い冬休み中で、夫は日当たりの良い次女の机を使い、私はリビングで仕事をしていた。

遅い食事に起きてきた次女が食卓に座っていると、次女の部屋から笑い声が聞こえた。その笑い声を聞いて娘は「パパ、笑っている。会社の人と笑うんだ。良かった。」と言った。

最初の緊急事態宣言が明けた6月、次女はまだ週2短縮授業登校でほとんど家にいて、こっちで1週間ほど在宅ワークをしていた夫と過ごしていた。私が仕事から帰宅すると、「パパ、きちんと仕事していたよ。真面目にやっていた。仕事の人とまともに話もしていた。」と真っ先に報告してくる。

「そりゃそうだ。20年以上社会人やっているんだ。」と心の中で思いながら、授業参観に行ってきた親のような発言に笑ってしまった。

”きちんと先生の問いに答えられた”「我が子」、”休み時間にお友達と楽しそうに話す”「我が子」、に安堵している親のようである。

私の仕事ぶりや仕事内容は割と知っているし、先生との面談や日常でも私の「仕事モード」は良く見ているから全く珍しくないのだが、口数が少なく、仕事内容も複雑?な父親の仕事はレアで、それを垣間見るのは楽しいようだ。

私も小さい頃一度だけ父親のオフィスに連れて行ってもらったことがある。遥か昔の話だが、ピカピカと光るビルのエレベーターを随分と昇って入ったオフィスは景色が良く、大きい窓からはタワーが見え、とても洗練された場所だったのをうっすらと覚えている。その日は休日で、40年近く昔だったから入れたのだろう。

私の父は4歳で父親を亡くし片親で育ち、奨学金で国立大学を卒業しているので、その都市のランドマーク的なビルで仕事をしていることがとても誇らしかったのだろう。だから家族を連れて行ったのだと思う。

オフィスを見ただけで親の仕事ぶりが分かるわけではなかったが、父が働いている場所を紹介してくれて嬉しかったのをハッキリと覚えている。次女も似たような気持なのかもしれない。

色々と不自由があるこのご時世だが、親の仕事ぶりを見せるのはなかなかいいものなのかもしれない。子供が目にするのは、仕事上のほんの一部に過ぎないが、働く親の姿を間近に見て、また新たな親子のコミュニケーションが生まれる。悪くない。

しかしながら、冬休み明けに数日学校へ行って、1月中旬から2度目の休校である。ただでさえ普通の公立よりも休みが多いのに、この1年でまともに学校へ行ったのは1か月半である。。。2/8以降に開校になるかも決まっていない。本当にトホホだ。

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2件のコメント

  1. 日本では確かに父親の仕事をしている姿を子供が見る機会が少ないですね。自宅では何処か頼りない父親が職場ではテキパキと働き自信たっぷりの姿を見て驚き感激するケースが多いと思います。お嬢さんも普段の父親とは全く違った姿を見られて頼もしく思われ嬉しかった様ですね。昔の男は無言有実行タイプが多いのでコロナ禍でお父様の本当の姿が見られて良い機会でしたね(^_^)

    1. 夫も娘に褒められて?喜んでいました笑 wakashas15thさんのおっしゃる通り、夫はただでさえ口数が少ないのに、女3人に囲まれるとお地蔵さんと化すので、夫が仕切って仕事を運んでいるのが新鮮だったみたいです!

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