真新しい環境

長女は保育園・幼稚園4つ、小学校4つ、中学2つ、次女は保育園・幼稚園4つ、小学校3つ、中学は小学校とは別の都市に引っ越しし、二人とも高校受験をして新たな学校へと進んだ。私も幼稚園2つ、小学校4校(プラス補習校)とかなり転校している。そして私たち3人の共通点は、言葉の通じない海外での学校を経験していることである。

子供たちは「知り合い」がいる学校に通ったことがない。常に「初めまして」のクラスに入って行った。

何故こんなことを急に思い出したかと言うと、友人の子どもが4月から中学に入学するのだが、学区外の中学校へ通うので知り合いがいないから不安だ、という話をしたからだ。そしてまた別の友人が春の異動で転勤になるのだが、単身赴任するのは子供を転校させたくないからだと言っていて、そう言えばうちは知り合いがいる学校に通ったことがないな、、、と思ったのだ。

この話を子供たちにしたら、大学生の長女は「そう言えば転校する度に毎回緊張したな」と今頃言う。高校生の次女は中学入学数日前に蕁麻疹になったし、高校の入学式も前日にお腹を壊して、「あれ?実は新しい環境に弱い?」と笑っていた。

私は、もう記憶が曖昧だが、小学生で「言葉が通じない」環境に初めて入ったとき、ものすごく「異様」なものを感じたのを覚えている。でも、その感覚を知っているから、大人になってから知らない言語の国に住んでも平気だった。言葉が通じないことが当たり前だとわかっていたので、怖くなかった。新しい環境へ身を置くことに緊張せず、どちらかというとワクワクするタイプの人間である。

子供たちが今後どういう人生を歩むかはわからないが、いろんな学校でいろんな教育を受けて、いろんな国籍の人といろんな価値観の中で生活した経験は、きっと彼女たちの味方になってくれると思う。これからもっともっと多種多様なものと関り、新しい世界を見て行って欲しいと願う。

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8件のコメント

  1. CoccoCanさんもお子さんも転校が多かったんですね。それで逞しく育たれたと思います。親は心配しても案外子供は溶け込むのが早くて言葉を覚えるのも大人より早い様です(^_^)

    1. 自分も子供のころ慣れるのが早かったですし、子供たちもそうでした。
      我が子に関して言えば、とにかく食いしん坊で、新しい土地で新しい食べ物にワクワクできるのも良かったことだったと思います笑

  2. こんばんは^^
    CoccoCanさんを中心に鍛えられ打たれ強く順応性も半端ないですね
    これからはグローバル化 生き残れますよ^^v

    1. 温かいコメントありがとうございます。
      様々宗教が身近だったり、LGBTが普通の概念だったり、肌の色が違うことが当たり前で育ったので、
      多様性を育むことができたようです!

  3. こんにちは(^^)
    大変な事もあったでしょうが、CoccoCanさんも娘さん達も環境の変化に順応できる力って凄いと思いますよ。私は海外赴任はしたことありませんが、言葉も満足に使えない国へ出張する時の緊張感は今でも忘れません。しかし、それを楽しんでる自分がいたように思うし、新しい世界への視野を持つ事が出来た事に感謝してます。

    1. saganhamaさん、コメントありがとうございます。
      私も、新しいことや違う価値観に触れて、視野が広がっていく楽しさを味わってほしいです!!そして自分ももっと経験していきたいです笑

  4. 素晴らしい経験をされてるんですね。
    私は転校したことないので、転校生に憧れたりもしましたが、彼女たちに聞くと、やっぱり緊張するし環境変わるし、いろいろ大変だったと言ってました。
    ましてやそれが日本でないとなおさら。でも、そのおかげでグローバルに生きていけるわけですから、貴重な経験ですね(^^)/

    1. いつも、コメントありがとうございます。
      長女はA国からB国へ引っ越すときに、1年日本を挟んでしまったため、英語がOに戻り、B国のインターのスタートは大変苦労しました。
      でも、その時の苦労と努力があったので、受験で苦手な数学ばかりやって希望の学校へ入学できたので、
      「若い頃の苦労は買ってでもしろ」ということですよね笑 

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