不自由な日本語(後編)

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不自由な日本語(前編)」と「不自由な日本語(中編)」の続き

みんなと同じことを選ばない、一緒にやらないとそれだけで省かれる。日本の学校もそうだったな。言語の問題だけではなく、日本社会の構造なのだろう。うちの子がインターに通おうが、私が奥様会や駐妻ランチに参加しなくても、海外で仕事しても、誰かに迷惑などかけていないではないか。ほっといておくれ。と思っていた。

外国人と話していると、お互いのバックグラウンドや文化・習慣が違うことを前提としていて、その違いを分かり合おうとする。日本人同士でもそうだったらいいのに、と良く思う。奥様会も駐妻ランチも習い事も、海外で不安な人にはありがたい場所なのだろうから、そう思う人たちで楽しめばいい。ただ、私は他にやりたいことがあると言うだけだ。

今も昔も「ハッキリしすぎている」と言われることが多い。違うものは違うし、おかしいものはおかしいと言う私は、駐妻たちの中で言葉を発することが面倒になった。「みんなと同じ」ならば安心という気持ちが良く分からない。もちろん日本でもA国・B国でも、日本人でとても気の合う友人ももちろんいたが、ストレートな言葉のやり取りが出来る外国人との関係はとても心地よかった。

日本語は一つの漢字を様々な読み方をする言語だし、名前や地名などの固有名詞に至っては読めない漢字も多く、同じ名前でも幾通りもの読み方をする。風土や文化に根差したとても雅で複雑な言語だと思う。行間を読ませる奥ゆかしさもある。同時にもどかしく感じるのも確かだ。

日本語が私に合わないのか、私に奥ゆかしさが足りないのか。。。まだまだ続く日本語との付き合い。日本人である以上、仲良くやっていくしかなさそうだ。

selective focus photography of hustle and bust text
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7件のコメント

  1. 日本語は難しいですよね。
    昔、海外を旅行中に大学で日本語を習っていると言う女性が小冊子を見せて、この意味を教えて欲しいと流暢な日本語で言う。見れば朝日新聞の朝刊1面に連載されているコラム欄・天声人語を集めた雑誌でした。確か四字熟語でしたが当時は電子辞書を持ち歩いている訳でなく分からず平謝りをした苦い体験があります。

  2. 日本に生まれたからといって日本人的な慣習が合うとは限らないので、きっとCoccoCanさんは海外寄りの考え方を持って生まれてきたのでしょうね。私も海外の方と話をしている方が断然ラクです。面白いですよね、両親ともに日本人なのに。あ、でも私の母は海外寄りでした。CoccCanさんは突然変異でしょうか(笑)

    色々面倒くさいですよね、そんな意味を込めて2枚めの写真を貼ったのかなと思って…hustleの字が見えたので。でも、面倒はhassleでした。英語ってなんでこんなにスペリングが複雑なんですかね。最近はすぐオンライン辞書に頼ってしまうので全然綴りが覚えられません(泣)

    1. 私は突然変異ですね笑 あまりにも保守的な親に対する反発心もあったのかもしれません。

      今はもう書かないので漢字なんて読めても書けません。最近の子はどうやって漢字を覚えるのだろう、、、と思ったら、やはりきちんと書いていますね。
      でも、次女は「漢字は読めればいい。PC時代、書ける必要はない。」とごちゃごちゃ文句言いながら、漢字のテストを受けています笑 確かに、正確に読めて言葉の意味を理解していれば良い時代ですよね。直筆で文章を書いて提出することはほとんどありません。

      1. 漢字…読めても書けませんよね。書ける必要はない…そんな時代になっていくのでしょうか。それでも学校で書道は習うのでしょうか。読書感想文はもう直筆じゃないんですか?便利になったのはいいけれど、私はやっぱり昭和という時代が愛おしいです。

      2. 高校で書道を必須としている学校は多くないと思います。
        うちの次女が中学生の時は読書感想文は直筆でしたが、今はどうなのでしょうかね。
        次女の高校は「昭和」で20000字?の物語を書かせるのですが、原稿用紙での提出です笑
        パソコンで打ったものを原稿用紙に手書きで書き写すw

        高校くらいまでは手書きできちんと漢字を覚えないといけないと思いますが、
        大学生のレポートから始まり、社会人になるともうPCの時代ですね。

  3. こんにちは(^^)
    確かに日本語はその場、その状況に合わせた言葉があって使い分けをしなければならないので難しいとは思います。英語の場合は同じ言葉で幾つかの意味を持ってるのがあって、ケースバイケースで意味が変わるって言うのには苦労した記憶があります。なので、日本語も外国語もその時の状況判断って言うのが大事かなと思ってます。
    ハッキリ言わないよりはハッキリしてる方が、私的にはコミュニケーションがとりやすくと良いと思ってます。

    1. 国籍言語問わず、「誤解」が一番回避したいですね。きちんと自分の意見も言えて、相手の意見も聞けると安心します。

      何を言っても「否定的」に捉えられたり、悪く言われたりすると、簡単なことで「話さない」のが一番になります。「口は災いの元」笑 挨拶だけするようになっちゃいますw

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