神奈川県・二宮産：生しらす丼

神奈川県・二宮産：生しらす丼

ワーケーション初日に自転車で街を探索していて見つけたのが、「しらす専門店」という店だった。店内に入ってみると、小田原産の米・みかん・釜揚げしらす・生しらす・加工品等々。どうやら家族経営らしい。

時間は午後1時頃だったのだが、生しらすは売り切れとのこと、午前中にだいたい売れ切れてしまうそうだ。まあ7日間（帰りは移動だが）滞在するから、焦ることはない。明日また開店と同時に来ようね、と言って店を後にした。

次の日行ったが、時化で店が閉まっていた。3日目は小田原城・小田原港へ行く予定だったので寄らず。4日目は水揚げがなく、5日目は定休日だったし、私たちは箱根へ。6日目、まさかのまた水揚げがなし！

1日目以外、夫は打ち合わせが多いので、私が一人でせっせと自転車で通ったのだが、その専門店にも、例の鮮度抜群の魚屋さんにも「生しらす」はなかった。箱根へ行ったときに「生しらすあります！」という食事処はいっぱいあったが、、、何も箱根で食べなくても。。。

翌日はもう家に帰る。そして夫はどうしても「昼食」に「生しらす丼」が食べたいらしい。正直、私は前に夫と伊豆に旅行した時に伊東で食べた記憶があって、食べられたらいいけれども、それほどの執着はなかった。その伊東での記憶が曖昧な夫はどうしても食べたいらしい。何がそんなに原動力になっているのか不思議なくらい、生しらすを追っていた。

その専門店にないので、諦めて帰ろうとしたのだが、可愛い？夫のために私は、例の我が家の台所であるあの魚屋さんのあるスーパーへ行った。

彼は裏切らない。我が家の胃袋を満たしてくれる。お目当ての生しらすはとなりの二宮産（相模湾）。小柄で透明なスリムボディが美しく陳列されていた。食べ物に関しては、どうやら子供たちにも夫にも甘いらしい。

帰って「あのお店になかったよ」と言ったら、心底落胆していた。どうしてそんなに食べたいのか分からない。そして続けて「でも、○○（魚屋）にはあったよ」というと、夫は生しらすに負けないくらい、目をキラキラと輝かせた。

材料（2人前）

生しらす かますの刺身 ー醤油 ーしょうが ーわさび ご飯

約100g 2尾分 好みで 好みで 好みで 茶わん1杯半/一人

作り方

1.　生しらす：ざるで良く水洗いするように書いてあるので、指示通りにして水気を良く取る　→カマスは三枚おろしで刺身にする（参考：レシピあり）

2.　完成

お味は？

甘味の後にほんのりと適度な苦みがあって、プチプチとした食感。鮮度命なので出会ったら食べる価値あり。我が家はわさび醤油で食べたが、生姜醤油で出すところが一般的かも。どちらも美味しい。ご飯と一緒に食べるには、煎り酒よりも醤油の方が良いと思った。

一緒に買って来たカマスをチャチャッと刺身にして、生しらすと一緒に丼ぶりに。この海を目の前にこれを食べることに大きな意味があるのだろう。ごちそうさまでした♪