ワーケーション 最終日の夕食

最後の夕食は、小田原駅の地産地消を売りにしている産直所で買った「足柄牛」と、我が家の台所（魚屋さん）の「地魚刺身の盛り合わせ」にしようとしていた。

明日には帰るというのに、我が家の台所は、家で土産を待つ子供たちの胃袋まで掴もうとしていた。出会ってしまった。私たちが毎日食べたカマスに。カマスに始まりカマスに終わる。この時点でカマスだけで既に11尾捌いている。でも、刺身で食べられることはもうここに来ないとないだろう。考えて考えた挙句、1皿8尾が盛られている朝獲れたてのカマスをお願いした。8尾で298円。袋にはこれでもか！と14尾。出血大サービス。

心の中で「どうしよう？」と思いつつ、刺身・塩焼き・昆布じめ・天日干しともう算段していた。天日干しの所要時間もしっかりと把握している。刺身の盛り合わせを買おうと思ったのだが、夫が食べたいと言っていた、小田原産の「ほうさんがつお」と、本当は1尾で買いたかった「うすばはぎ」という魚の柵を買った。何と言っても生の肝付きだ!!

無事？生しらす丼を食べ、半休を取っていた私はカマスを捌きまくり、刺身・昆布じめ・塩焼き用・干物用にし、カマスに故郷の海を見せた。夫は2時頃からようやく半休となり、二人で日光浴中のカマスと海を眺めながら、ビールを飲んだ。

15時ごろに件のみかん山に散歩へ出かけ富士山を拝め、その帰り道、地酒が足りないという話になり、結局また「我が家の台所」へ。そうしたら、これもまた夫が食べたいと言っていた小田原産のサザエが40%Offに。くぅ～んという鳴き声が聞こえそうな夫のキラキラ目を見ると、ついつい「じゃ、買おうか」と言ってしまう。食べ物に関してはとことん甘い。

カツオは漬けにして子供に半分持って帰ろう。アレとアレは、昆布じめに、、、と頭の中で考えていた。

サザエは当日お造り、翌日は朝からサザエのつぼ焼きとカマスの塩焼きだ。そして、チェックアウト前に、朝一でひっくり返したカマスの干物をラップして、夫が持ち帰る分と分けた。

このワーケーション、何の仕事だったの？と思うほど、実に45尾の魚を捌いた。カマス25尾、めあじ19尾、金目鯛1尾。

6日間でこれだけ捌くとさすがに上手になった？と思う。そうであって欲しい。手際も良くなったし笑　9月か10月にユメカサゴを10尾捌いたときに「大変だ」と思ったが、もうそんなことは思わなくなるのだろうかw

ワーケーション、色んな技術が身につくかもしれない、未知なる世界である。次はどんなチャレンジがあるのか笑