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明るい未来

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Photo by Tara Winstead on Pexels.com

絶賛就活中の長女が息抜きにと、高校からの友達と食事に行った。同じ大学なのだが、一緒に食事した友達は2人とも理系の学部。大学院に進学するので、就活はしていない。

帰って来た長女が「驚いたのだけれども、Aがさ、、、」と口を開く。一緒に食事した友達のAは大学院へは行かないことにしたという。医学部を目指すのだそうだ。できれば学士入学(編入)、それが無理ならば一般受験となるそうだ。ただでさえ医学部は卒業までが6年。その後研修医を経てようやく「普通に」お給料がもらえる。受かるのも一苦労、国家資格を取るのも一苦労、一人前になるまでの道のりも長い。

Aの家は両親とも医者で開業している。同じ部活でAの親御さんに、うちの娘は大変お世話になった。高校の卒業式でゆっくりと親御さんとお話しする機会があり、とても素敵な方だった。縁あって受験した付属高校は医学部がないことは分かっていたが、他の道に行きたいのであれば、、、ということで、医学部ではない理系学部に進学した。

しかしながら、大学で勉強を進めて行くうちに、本人がやはり医療の道へ行きたいと思い、両親と相談して、医学部を目指すことに。来月からは大学4年なので、今所属している学部はきちんと卒業してから医学部編入・入学を目指すとのこと。

1年後には社会に出る自分、社会人になるということ、働くということ、そういうことを沢山考えて自分と向き合って、キャリアプランを考えている長女にとって、その「保証」がない道を挑戦する友人は眩しい。もう6年の付き合いになるが、人間的にも学業的にも尊敬しているそのAの英断に、自分もしっかりしなければと勇気づけられたという。

そんな長女に、ついつい「親目線」で言ってしまった。

「親御さんの経済力がすごいね」と。下の兄弟も医学部で、今通っている大学の学費、医学部受験の予備校、受かった後の学費、、、親の経済力がないとあり得ない選択肢だなぁー。と言ってしまった。

すかさず長女が「それはそうだけれども、本人にきちんとした目標と強い意志がなかったら、どんなに経済的に恵まれていても、その財力は生かされないから。」ぴしゃりと言われた。

ごもっとも

親目線で全てを見る親が大嫌いだったのに、ついついそうなっている自分を反省すると同時に、尊敬できる友達に囲まれ、いつの間にか大人になっている自分の子と、志高く挑戦する若者に、言いようのないパワーをもらった。

まだまだ日本も捨てたものではない。明るい未来が来ますように。大丈夫、と思えた。

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4件のコメント

  1. 確りした考えを持つお嬢さん!ご自分の希望の進路に進めますように。
    きっと得意の語学を生かした先なんでしょうね(*^_^*)

    1. うちの娘は、良い友達に囲まれて本当に助けられております。

      海外に8年住んでいたことと、語学が好きなので、そういう方向で考えているようです♪

  2. 確かに、親に財力のある医者の子供でもきちんとしてるとは限らないですからね~。
    しかし、大学生のころから既にビジョンがあるなんて、娘さんすごいですね!!

    1. うちの娘は就職活動でアレコレ自分探し?をして業界を決めているだけなのですが、医学部を目指す友人も含め、他のお友達が自分の将来設計をしている人が多いらしく、とてもいい影響をもらっているようです!!

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