12年ぶりに物申す

絶賛就職活動中の長女。企業に出すエントリーシートをせっせと書いている。企業に提出して人様に読んでもらうものだから、必ず誰かにダブルチェックしてもらい、「誤字脱字」がないように、出来るなら内容も添削してもらうようにと伝えた。それが、人としての最低限の礼儀だからと。
そうしたら、その「誰か」が私となった。誤字脱字はもちろんだが、設問に対して字数制限の中で的確に文章が書けているかどうか、チェックする日々が続いている。正直、自分が就職活動しているようで、うんざりしてくるのだが、「社会人」の立場から言うと、誤字脱字だらけで、まとまりのない文章を読ませられる方の気持ちが良くわかるので、ぐったりするのだが添削している。
読んでいると、「えっ?そんなこと思っていたの?」と10年ぶりに発覚する過去の長女の「親に言えなかった、言わなかったこと」がこれでもかと出てくる。
ある企業の「人生で最も大切だと思うこと」という質問で、「大切なこと」を裏付けるエピソードとして、「B国でインターナショナルスクールに通うのが本当は凄く嫌だったこと」を書いていた。付け加えると、A国から帰国してやっとの思いで日本に馴染み、自分のやりたいことも軌道に乗ってきたのに、1年も経たないうちにまた海外引越となり、「引越し」自体がとても嫌だったそうだ。「なんて酷い親なのだと思った」と言う。
全然知らなかった。というか、積極的に引っ越したいと思うわけはないのは、私も転勤族の家に生まれているのでわかるが、そんなに嫌だった?と思った。
「なんで言わなかったの?」と聞いたら、ぴしゃりと「そんなこと言ったって、引越しがなくなるわけないじゃん」という。確かに。
「じゃあ、日本人学校に行きたいって何で言わなかったの?」と聞いたら、「そんな、英語が出来ないから、インター嫌だなんて言ったところで、即刻却下されるだけじゃん」という。確かに。
国を跨ぐ9回の転校(園)と、言葉の壁。当時は彼女なりに大変だったが、今は武器となっている。だから、そんな昔のことをゲラゲラと笑いながら話せる。そして、どれだけ私が鬼母であったかを力説する。
反省だらけの子育てだが、ライオンキング的子育ても悪くはないらしい。

こんばんは
設問に対して、的確に、お母様がチェツクを
その中に様々な思いが・・・・
転勤とか転校は、国内でも大変な事なのに海外となるとね
>そんなこと言ったって、引越しがなくなるわけないじゃん
確かに行きたくないけど・・・仕方のない事だと覚悟^^;;
子供を置いて行くこともできないですしね
もう少し経てば大変だったけれど得る物も多く
良き経験だったと思えますよ^^
まぁ転勤に家族がついていくかどうかなんて、子供には選択肢はないですよね苦笑
今はもう、色んな環境で過ごせたこと、外国語を2か国語習得できたことを喜んでいます。
嫌でも心の中に秘めての我慢・・・そうしてチャレンジして成長されたのでしょう。
<ライオンキング的子育て>大成功ですね(*^_^*)
「”ライオンキング”なんてそんな良いものではない。ただの”鬼母”だ」と娘は言っていました笑 まぁ、強くなったことは間違いないようですw