生ハム3種食べ比べ

2月下旬?3月上旬?に長女が生ハム作りの動画を送って来た。最初は「難しいよ。作れないよ。」と言っていたのだが、好奇心がむくむくと、、、いざチャレンジ!!
自分の作ったものだけを食べても面白くないので、イタリア産の生ハム・九州黒豚の生ハム・千葉県産の豚もも肉で作った生ハムの食べ比べ。自家製生ハムはWebで色々と紹介されているが、基本手作りは勧めていない。私も勧めていないが、作って食べてみて健康上問題なかったので、レシピではなく「エッセイ」として、感想を。
<イタリア産>
色んなメーカーから質良いものが沢山出ている。一枚一枚フィルムで仕切られている、薄いのが好みである。イタリア産やスペイン産のいくつか好きなブランドがあるのだが、ご褒美生ハムである。


<九州産黒豚生ハム>
近所のスーパーで最近入荷。生ハムコーナーで迷っていると、試食販売員の方が(実際試食はやっていない)「他と比べて、肉感が強いです。肉を食べているような旨味です。」と紹介してくれたので、その言葉でかごに入れた。イタリアやスペイン産よりも水分量が多い感じで柔らかい。外国産生ハムと生肉の間の様な風味と柔らかさなのだが、臭みは全くない。肉の旨味と柔らかさだけが残っている。
近くのお店で売っていたら是非試して欲しい。おススメである。




<自家製 千葉県産もも肉の生ハム>
「生ハム3種」と書いたが、自家製のものは生ハムと言うより「干し肉」だ。食べたときに、アルプスの少女ハイジに出てくる「干し肉」が浮かんできた。加熱していないので、間違いなく「生」ではあるのだが、市販の生ハムのあのしっとり感はない。完全に乾燥している。ただ、肉の風味は悪くない。でも塩味が強い。もう少し塩分を抑えられると良いのだが、3カ月も外で自然乾燥させるので、この塩分濃度は譲れないよなぁー、きっと。大量のきゅうりと一緒に食べると美味しい。
作るのに3か月以上かかるので、頻繁に作れるものではないが、年に2回くらい作るには家族のイベントとしては面白いと思う。今回は3月中旬に仕込んで、6月末まで干した。雨の日に室内に入れたが基本ずっと外で3カ月みっちり干して、その後夫が来るまで冷蔵庫保存に。



比べてみた感想
プロの仕事、設備はすごいなぁーと夫と二人で感心した。どんなに頑張ってもあの「しっとり感」は自然乾燥では出来ない。晩秋から真冬(11月~2月)に作るのが最適らしいので、もう少ししっとりするとは思うが、市販の仕上がりにはならないだろう。十分な塩分と乾燥がなければ腐敗する。さすがプロ。
好奇心が強く、何でも試してみたいので、食物は面白い。栽培の仕方、切り方、処理の仕方、調理の仕方で味が変わる。生物だし化学だし、地理だし。そして、食材の組み合わせや盛り付け一つで味がぐーんと変わる。芸術であり、空間認識であって、生きる活力だ。
また面白い食材があったら、生産者の皆さんに感謝しながら、色んなメニューを挑戦したい!!




私はスペイン産のパタネグラが最高だと思います。
少し厚めに切るのが好みです。
個人の感想をごめんなさい。
発酵熟成物って奥が深くてケミカルでは絶対に近づけないのが素敵です。
本場のイタリアやスペインへ行くと色んな種類があって、楽しいですよね。チーズ・ハム類・パンも。
「パタネグラ」ですね!良い情報をありがとうございます♪
発酵食品と言えば、ぬか漬けも味が安定しないのがまた楽しくて、奥が深いです。
キムチも含めて漬物や干物は自分で作る方が美味しいなと思いますが(自画自賛w)、こういう生ハムは難しさが分かって面白いです!!
私もパンチェッタは自分で作ります。
大好きな塩を使って簡単に作れて、しかもダントツ美味しいので買う気にはなれません。
でも、生ハムは別格ですよね。
気候も大切で、機械的に無理やり温度や湿度を管理すれば良いという訳ではないのが深いです。
赤ワインのように、欧米に追いつくのにはかなりの時間がかかるのだと思います。
全て機械管理した獺祭(日本酒)が、手作りの亀齢や鍋島には遠く及ばないのが良い例だと思います。
天然酵母とイーストの違いくらいある気がします。
雑味が味なんですよね^_^
「雑味」です!!
”生ハム”のカテゴリーには入れられない出来だったのですが、「雑味」はなくて、「旨味」はきちんと感じられたのが、成果だったかなと。
パンチングワーカーさんからのコメントで、ものすごくしっくりきました!!
自分で作るものは、産地も使っている素材も選べるし、どのくらいの量が入っているかもわかっているので、安心できるのもいい点だと思っています♪
3ヶ月もかけて、よく腐らせなかったですね。生なのでヘタすると当たる可能性もあるのにそこをチャレンジするところもすごいです。
影が問題、ありますよね….
夜とるのにライトをきちんと当てないといけないですね、、、反省。でも紹介したかったので、、、
カチカチだったので、腐ってはいないとは思いましたが、まぁ「チャレンジ」ですよねw
3カ月お世話をして、大事に育てました笑
ライトを当てたりとか方向を変えたりしたらよくなる時もありますが、ま、私は写真家じゃないしといつも早く食べる方優先になります。あとから後悔するんですけど、こんな感じというのが伝わればOKということで。
3ヶ月お世話した結果が報われてよかったです。さすが干し物クィーン。
自分一人なら納得するまで写真を撮るように心がけているのですが、基本外食しても最初の1枚くらいであとは「温かいうちに」「冷たいうちに」と写真は二の次です。まさに「写真家じゃないし」と反省
この日は夫がいたので余計に焦って写真を撮ってしまいましたw
作るのに3か月以上とは!凄いチャレンジです。
アルプスの少女ハイジ的な干し肉をビールの肴で戴きたいと思いました(*^_^*)
ありがとうございます!!
塩分が高いので、ベーコンビッツ的にキュウリや野菜と一緒にたべると丁度良く、まさにビールとの相性がいいと思います♪
塩分高めは私にとって要注意なんです。野菜をたっぷりなんですね。有難うございます(*^_^*)
まぁ中々家で生ハムを作ることもないと思うのでw
こんばんは(^^)
自家製生ハム作りにをやるなんて凄いと思いますよ。生ハムはベルギーへ出張した時にホテルの朝食バイキングで並んでいたのを食べたのが初でした。塩味が強かったのでパンにはさんで食べ、パンの種類も多くて毎日色々と食べ比べができました。生ハムだけだと毎日はいらないって言うのが初めて食べた時の印象でした(笑)
生ハムは「贅沢品」ですねw
この自家製は”生ハム”というカテゴリーにはちょっと程遠いですが、実験?としては中々面白かったです笑
海外のホテルで出てくる生ハムは、あの場所で食べるから特別感がありますよね♪
[…] 「3種の生ハム食べ比べ」の時に、生ハムだけでは夕食としては、、、でも、あまり手の込んだものを作りたくなかったので、夫が食べたがっていた夏の風物詩「白えび」と「天然ぶりかま」の一部を刺身にすることにした。 […]