転換期と自己肯定

転換期と自己肯定

最近色んな方面で、体力も気力も能力も記憶力も、書き出したらキリがないほど色んなことに衰えを感じている。頑張っても成果でないとやはり辛くて、でも「まだできるはず、頑張れ」って鼓舞してきた。

実際のところは、どんなに鼓舞したところで、現状維持できていればまだいい方で、ゆっくりとだが、下降線をたどっているのは紛れもない事実である。もっと頑張れない自分が、諦めてしまっているようで許せない。でも、何をやってもなかなか期待する成果は出なくて苦しい。

7月の半ば過ぎから腰に鋭い痛みが入るようになり不調である。仕方がなくサッカーは休みにしているのだが、身体の様子を見ながらランニングをしている。猛暑なので、早朝にランニングをするのだが、身体が重たい。長い距離を走ると膝も痛くなってくる。スピードも全くでない。悲しい。

そんなときにふと、「ああ、もう受け入れないと」と思った。「諦め」ではなく「受け入れ」である。

基本的に自己肯定感は強いタイプで、「大丈夫、まだできる。できるから、大丈夫」と自分を励ます。よって「今自分が出来ている範囲を褒めよう」と思うまでに、随分と時間がかかった。特にスポーツや健康面に関しては、以前の様に動けないことや、痩せにくいことを受け入れるまでに2年半はかかっている。

時間も能力も許容量も有限だ。その中で出来ることに焦点をあてて、きちんと「頑張った!! 天才!! さっすがぁ―!!」と前向きになった方が、過去の自分と比べるより、ずっと建設的である。そうすれば、他者にも優しくなれる。さぼっているわけではない。今置かれている自分を客観的に把握した上で、出来ていることを認めるのは大切なのではないか。

うちの次女は超絶グータラで、ちょっと頑張ると「褒めて褒めて星人」になる。5歳児でもこんなに褒めてもらいたがらないだろう。でも実際のところ、他者からの評価なんてきっとどうでもいい。彼女は強い。家族や周りが褒める前に、自分のことを自分でガッツリと褒められる、「自己肯定感が人一倍高い人間」なのだ。

次女に対しては、「いやっ、もっと出来るでしょ???」と思うのだが、まぁいい。自己評価が必要以上に低いよりも、自己肯定感は高い方が。(一応、彼女の名誉のために言えば、努力量が少ない自覚はきちんと本人にある)

重い荷物が持てなくなっていたり、疲れやすくなっていたり、物忘れが多くなったり、生きて行けば、昔より出来なくなることが増えて行く。でも、そんなことに目を向けても誰も幸せにならない。今、自分が頑張っていることだけに目を向けて、「偉い!! 天才!! さっすが―!!」と自分で自分を認めないと。

そんなことを思いながら走った、猛暑日の朝だった。

sunflower during sunset
Photo by Pixabay on Pexels.com

おすすめ記事

21件のコメント

  1. いやはや、同感です。転換期だなと感じています。私はまだ体型が残念になってきていることを受け入れられず、受け入れようと思い始めた段階です。

    もともと自己肯定力が弱いので余計凹みます(笑)たぶんそのうち、もうどうでもいいやという気持ちに移行していくのでしょうが、それはそれで怖いな…

    1. 「どうでもいいや」は怖いですよねw 確かに。
      体型は視覚的にはっきりとわかるし、体重と言う数字でもわかるし、食べる量や運動量でもどうにもならないと本当に凹みます泣
      なので、今できる最善を細々としっかりやっていくしかないのだろうなぁー、とw

      1. 2ヶ月ぐらい前からお腹まわりに効くという筋トレのようなものをほぼ毎日していたのですが、全然効果が現れないので、どうでもいいやに移行しそうです…

        腰、お大事にしてください。せっかちとよく書かれていますが、自分が思っているより多めに休ませてあげた方がいいかもしれないですね。

      2. そうなんですよ。筋トレやストレッチの効果も出なくて、本当に凹みました。。。
        「同年代と比べれば、、、」みたいなことを娘たちに言うと「そこが基準で良いのか!!!」と手厳しいことを言われ。

        腰、今までとは違う痛みで、ちょうどそのとき夫がいたのですが、「ここで無理すると治るのに半年・1年かかるよ」と脅されたのが、効いていますw
        そんなことになったら余計太るし、体力落ちるし、楽しみなくなるし、、、と。
        サッカーは封印して、ジョグとストレッチを中心にやっています!!

        ありがとうございます♪

      3. えー基準は同年代でよくないですか?若い子と比べてもしょうがないし。

        そうです、早とちって無理すると余計復活するのに時間かかりますよね。この間お腹をやられた時にそれを感じました。

      4. 子供たちが言わんとしているところは、「そこがあなたの目標(理想)なの?」とだと思います。そのように考える理由が3つ。

        1.私がサッカーでこういうプレイしたい、マラソンでこういう結果を出したい、とトレーニングしてきたのを見ていたし、「年齢に関係なく、こういう服を着たい!!」と服選びをしていたのを間近で見て来たから

        2. 私が子供たちにいつも、人と比べてではなくて、今ある結果や場所はそれで自分は精一杯なのか、満足なのか、そこが目標なのか、、、と言っていたから

        3. 彼女たちはまだ若くて、成長途中で、努力してもどうにもならない現実を想像することが出来ないから

        2.はブーメラン返しですね苦笑 井の中の蛙では困るので、誰かと比べることに意味はないと育てたので。

        3.は私ですら、努力がこんなに実らないなんて、ここ数年で思い知ったくらいなので、仕方がないですよね。。。

        という、手厳しい洗礼を受けつつ、現実を受け入れつつ、無理せずコツコツ?と努力はする、、、みたいな状況です笑

      5. なるほどですね。

        このコメントだけで1つの投稿になりそうなぐらい丁寧に説明して下さってありがとうございます。1・2のようなスタンスでいたいですが、思いのほか3の影響が強くて困ったものです。

      6. いつか投稿しようと思っているのですが、少し体型に改善の兆しが、、、

        話変わりますが、泳げるようになるコツの話書きました。来週UPします。良いヒントをありがとうございました!!

      7. 素晴らしいですね!その投稿を見て私も頑張ろうと思うかどうか….服作りが楽しくなってきたのでごまかす作戦にしようかと。健康でいることは保っていきますが。

        泳げるようになるコツ楽しみにしていますね。

      8. いや、服で補うのは必須ですよね。年齢とともに、デザインだけではなく、似合う色や素材も変わってきますしw 変化は少し寂しいですが、上手く付き合えば楽しさになるので、mic.mimicさんのように上手に洋服を作れるのは最高だと思います!!

      9. 上手く付き合えば楽しさになる、いい言葉!そうします♪

  2. こんばんは^^
    年齢とともに体力が徐々に落ちてくるのは仕方ないでしょうねぇ
    CoccoCanさんは今まで子育てなど十分頑張ったのでもっとゆっくりされたらいいのにと思ってます
    ご自分も含めて新たな幸せを目指してください(*^0^*)~♪

    1. 優しいお言葉をありがとうございます♪
      子供たちが結婚するのか、子供を所望するのかわかりませんが、pikaoさんのようにお孫さんとスポーツしたり勉強したりできるような、体力は維持していきたいです!!!
      そこは、かなり大きな目標です笑

  3. そういうお年頃なんですね〜。
    私は年齢の衰えを自覚すると共に四十肩になってしまい、衰え云々以前に肩の痛みで泣く羽目になったので、日頃の運動って大事なんだよなぁと、まさに後悔先に立たずでした。

    身体のあちこちに不具合の出てくるお年頃でもあるので、心と身体のメンテナンス、本当に大事ですね。
    暑い折、お身体ご自愛くださいませませ。

    1. そうなんですよね。身体もですが、心もメンテしないと、「どうしてこんなに頑張っているのに、、、」と落ち込みがちになります。

      幸いにしてスポーツをしているので、ケガやスポーツの動きに伴う身体の不調以外はさほどダメージはないのですが、やりたいスポーツの動きに伴う不調は、そのスポーツが出来なくなるので、トホホです。。。が、ここで無理して半年、1年と出来なくなるより、、、と思って我慢しておりますw

  4. CoccoCanさんは何にでも全力投球なので年と共に手を抜くべきと神様が暗示をされている様です。
    でもね!逆に、ご自分で気が付かない精神的な心の余裕とか他人に対する優しさとかがぐ~~んと広がっているんですよ~。
    生意気なことを言ってゴメンなさい(^^)/

    1. あたたかいお言葉をありがとうございます!!
      まさに、おっしゃる通り、自分が必死に頑張っているときは、他者にも同じだけの努力や熱量を求めてしまいがちになります。そうならないように心がけていても、なりがちです。

      自分ではあまり自覚していないのですが、結構キッチリとしたところが多々あるようなので、もう少しゆったりモードで楽しむようにします♪

  5. 年齢と共に確実にいろいろ衰えてます(笑)
    そして、痩せにくくなりました(^-^;

    コロナ禍の1年で8キロ増えた私ですが、去年の8月からゆるゆるダイエット(買い物がてら週に2~3日2時間程度歩く。お酒、ポテチ、アイス、チョコはやめない(笑))をはじめ、11か月経過して5キロ減ったとこです。これもなかなか大変で、3歩進んで2歩下がる状態なんですよね~。
    ジムやヨガもやめちゃったし、CoccoCanさんのように運動してればまだ大丈夫なんだろうけど…(^-^;
    ちなみに、私はすぐ面倒くさくなって、飽きちゃうし、できないものはできないって思ってます。

    加齢は誰でも平等に訪れるし、避けることができない定めなんですよね。
    それを緩やかにするのは個人の努力ですが、無理をすると、本人に自覚がなくてもストレスで逆に寿命を縮めるので、ケセラセラですよ~(^_-)-☆
    (偉そうなことを言ってすいませんm(__)m)

    1. 8㎏というのも驚きですが、5㎏も戻せたのは凄いですね!! うらましいです。。。でも、3歩進んで2歩下がる、、、よぉーーーーく分かります。本当に。
      私もコロナで3㎏くらい増えて、戻らなかったり、1㎏減ってまた戻って、、、くらいで、変化なし。。。コロナ太りなのか、加齢なのか、正直加齢なのだと思います。。。何をやってもダメです。

      上手くいかないことにイライラするくらいなら、頑張ったことをクローズアップして、ストレスをなくした方が良いですよね!!

      私も、お酒、特にビールをやめたらこのお腹周りが元に戻るのではないかと推測しているのですが、お酒をやめたら、ストレスで病みます。絶対に病みます!! アルコール万歳!!ですw

  6. […] 「転換期と自己肯定」でも書いたが、体力も気力も能力も身体の調子も落ちていたので、久しぶりに良いスピードで走れて大満足だった。 […]

コメントを残す

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。