讃岐うどんを作る~手打ちかけうどん~ 小麦の旅㉕

讃岐うどんを作る~手打ちかけうどん~ 小麦の旅㉕ 

北海道産の強力粉「ゆめちから」と同じく北海道産薄力粉をブレンドして作った手打ちうどん。伊吹いりこと利尻昆布で作ったつゆとマリアージュ。小麦粉が良いからか、香川でのうどんの旅の成果なのか、今までで一番いい出来。ツヤツヤ・ツルツルでコシもバッチリ。こんなにガッツリ小麦粉を食べてしまうといけないのは分かるのだが、ペロリと食べられてしまう。禁断の一歩をまた踏み出してしまった。恐るべし、小麦(うどん)の旅。

材料(1人前)

<手打ち麺>
ー強力粉ゆめちから
ー薄力粉(北海道産)
ー水
ー塩

50g
50g
約50ml
小さじ1(約5g)
💡中力粉200gでもOK 💡塩は小麦粉の5%を目安 
💡水分は小麦粉の45%前後
(小麦粉の種類でしっかりと微調整を)
●いりことこぶのつゆ(レシピあり:クリック)
ネギ・一味・七味
卵焼き・青さ汁など
適宜

麺を捏ねる

1. 熱湯50mlに塩を入れて良く混ぜて冷ます →強力粉と薄力粉をボールに入れたら、泡立て器でだまがなくなるまで良く混ぜる →冷ました塩水を3回に分けて入れて箸で混ぜる💡 →手でひとまとまりにする(パサパサでも良いので、ひとまとまりになればOK)

💡水の量は小麦粉の種類やその日の湿度や気温によっても左右されるので、数滴単位で微調整するのが好ましい。

2. 30分経ったら袋に種を入れて中央から外に足で踏んで伸ばす💡 →踏んで畳むを10回ほど繰り返す →1晩寝かせる(常温)💡2

💡分かりやすいように写真は袋一枚だが、2重にして踏んでいる

💡2 寝かせる(熟成させる)時間は一般的には下記が良いとされている。(2022/9/16追記)

夏:30分-1時間
春秋:1-2時間
冬:2-3時間

作り方(切って茹でて食べる)

1. 寝かせた種を打ち粉(小麦粉(分量外))を麺棒💡で5㎜くらいに伸ばす(打ち粉は多目にしっかりとやると良い)→3つ折りにしてリズムよく5㎜くらいの幅に切る

💡相変わらず買っていない麺棒。今回はサランラップの芯にラップを巻いて代用。ラップを外せば再利用できるし、衛生的だし、これでOK?

2. たっぷりのお湯を沸かして5分茹でる💡(途中1-2回差し水をする) →なべ底に引っ付かないように混ぜる →ざるにあけて、冷水でぬめりを取り、氷水でしめる

💡麺の厚みが3㎜くらいだったので、5分にしたが、5㎜なら7分を目安に

3. 完成

完璧なマリアージュ

やはり小麦粉にこだわると、麺だけで食べてとても美味しい。ツルツル・ツヤツヤ・モチモチ。うどんの甘みを感じる。自画自賛だと分かっているのだが、これは店が開けるんじゃないの?というレベルのつゆとうどんの美味しさ!!(絶対に開けません笑) こういうとき、一人暮らしは切ないw

麺はもう少し厚く伸ばした方が良かったのかもしれないが、コシが強いので、この3㎜位の厚さでもOK。煮込みや釜揚げにするなら5㎜が良い。

分かってはいるが、うどんは自分で作るととても美味しい。でもこれをやり始めると、炭水化物ロードまっしぐら、、、

秩父で秩父産の小麦粉とクルミをゲットしてきたので手打ちうどんにして、クルミだれを作って(本来そばで食べるのだが)食べたいなぁーなんて。この誘惑に抗える人間にはなれない。

うどんに薬味は必要?

ずっと麺類には薬味があった方が美味しいと思って来たが、例の「おうどん瀬戸晴れ」に行ったときに、「ネギも薬味もいらない」と思ったのだった。そして、自分が作ったうどんも用意したので入れたが、出汁と小麦の甘みが美味しいのでない方がおススメ。決してグルメではないのだが、あのお店に行って、新しい刺激をたくさんもらった。是非是非、行って欲しい☆ 外食の機会が減っていることもあるが、こんなに心を動かされたお店は久しぶり(あの小豆島の「餃子てっぺん」も!!)。

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14件のコメント

  1. ほんとツヤツヤですね。一晩寝かすとさらにコシが強くなるのでしょうか?私は常温で30分寝かせただけで調理してしまいました。

    私も麺棒はなくてもいいと思っています。私は生地の上にクッキングシートをかぶせてその上からドリンクボトルでゴロゴロして伸ばしています。使用頻度の低いものは何かで代用したいですよね。

    1. 熟成させるために寝かせるのですが、1晩は寝かせすぎなようですね。でも、ふっくらとして弾力のある麺に仕上がりました笑 小麦粉の性質でしょうか、、、

      下記が目安のようです。ブログアップデートしておきます!! いつもナイスな質問をありがとうございます。
      夏:30分-1時間
      春秋:1-2時間
      冬:2-3時間

      ペットボトルと言う手もありますね!!
      いずれにしても、モノを増やさずに、、、は課題ですよね♪

      1. どこかで見た手打ち麺の作り方は寝かせ時間が30分ぐらいだったと思うのでそんなに寝かす作り方もあるのか!と気になりました。パンでも(冷蔵庫に入れて)一晩寝かす方法もありますもんね。

        目安の時間ありがとうございます。気温によって寝かす時間が変わるのはイーストを入れた時だけだと思っていました。やっぱり小麦粉の科学は奥が深いなぁ。

        私が使っているイタリアの小麦粉だとペットボトルが負けるかもしれません….間違った方法かもしれませんが小さめの生地の時はクッキングシートを被せてその上からまな板でギュッと押さえることもあります。これだと薄さが結構均一になるのでラクです。

      2. いただいたコメントで思い出しました。冷蔵庫で一晩だったはずです!! 記憶の間違いを思い出させてくださってありがとうございます。
        でも、涼しかったからか、すごくコシがあってツヤツヤで美味しかったです笑 こういう勘違いからの発見もあるので結果オーライですね笑 
        でも今度は冷蔵庫で一晩寝かせてみます!!

        例のイタリア小麦粉、買いたいのですが、旅先で浮気しまくってすみません笑
        秩父産がなくなったら!!

        もし機会があったら、愛知県産の小麦も面白くて、おそらく「ペットボトルが負ける」イタリア産と対極かもしれません。

        まな板でギュッ通す!! これも少量の時に採用させていただきます笑

      3. いえいえ、記憶違いはありますよね。そうです、勘違いからの発見もあるので全然オーライだと思います。

        イタリア小麦粉はきっとこれからもずっと日本でも手に入ると思うので、旅先で出会えた小麦粉を買うのが正解だと思います。

        好みの小麦粉に出会ってしまったので全然冒険できてないですが、そうですね地元産の小麦粉ぐらいは試してみたいですね。見かけたら買ってみます。

      4. >>好みの小麦粉に出会ってしまった
        →素敵ですね♪ そういう意味でもまだまだ私は旅の途中です。扱いやすさにしても味にしても自分の好みが定まっていませんね。
        今のところ、愛知県のきぬあかりが味や食感は好みでしたが、私には扱い辛かったです!両方が叶う粉に巡り合えるか、、、旅を続けないといけませんねw

      5. まだこれからもいろいろ実験・発見できるので定まっていない方が楽しいのかもしれません。

        小麦粉は扱いにくい=美味しいという公式なのでしょうか。好みもあるので一概には言えないかもしれませんが。

      6. 好みもあるとは思うのですが、秩父の地粉は凄く野生的でした。
        いい意味で繊細さがなくて。
        ピザには合うけれどもパンにはどうだろう?
        でも、うどんはおいしそうだなぁとか。
        本当に奥が深くて面白いです♪

  2. 強力粉「ゆめちから」に薄力粉をブレンドして会心のウドン作りに大成功でしたか。おめでとうございます。
    一発で理想のウドンが出来るとはCoccoCanさんの凄いところですね(*^_^*)

    1. いえいえ、たまたまなのでしょうが、良い感じに仕上がって満足です!!
      小麦粉と塩の種類を変えると、違ううどんが出来るのだろうなぁ、、、と思うと、色々と変えると楽しそうです!!

      1. 小麦粉と塩の種類でまた違うウドンがですか(@_@)奥が深いです(*^_^*)

      2. いやぁー、寝かせ方も今回常温でやったのですが、この季節なら一晩寝かせるなら冷蔵庫だったらどうだったんだろう、、、とか色々と考えちゃいました。

        奥が深すぎますね笑

  3. こんにちは(^^)
    手打ちの麺出来ましたね!レシピをみるとやはり手間が掛かるなぁ~って思いました。なので、私はやる事はないでしょう(笑)自前の手打ちうどんは格別だと思うんですけどね。
    素うどん(関東はかけうどん)として食べるの方が素材の良さを充分に味わう事が出来るんだろうと思ってます。
    ぶっかけうどんとかけうどんは麺つゆの作り方が違うようですね。麺を食べるにも奥が深いようなので、はまり過ぎない様にお気を付けください。

    1. そうなんですよ。うどんは小麦粉と塩だけなので、小麦粉と塩の種類の組み合わせで無限に味が変わって来るのかと。そして、きっと水が変わるとこれまた大きく変わるのでしょうね、、、なんてやってしまったら、あっという間にグルテン祭りになってしまいます笑

      うどん、作り方はシンプルなのですが、そこそこ手間はかかりますよね。美味しいのですがw

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