海と飛行機と船と鳥と温泉

関西空港を使った関西への旅。最高気温が4度くらいの寒い日が続いた上に、外で観戦したり、ワシワシと歩き回ったりして結構疲れた。まぁこういう時は、やっぱり温泉だよね！ということで、関西空港駅の手前にある温泉に入ってから、飛行機に乗ることにした。

この「AQUAIGNIS　アクアイグニス泉州温泉」関西空港駅の一つ手前「りんくうタウン駅」にある。駅から徒歩8分と案内があるが、実際スーツケースを持って歩くと15分以上はかかる。浴室を海に面して設計しているので、駅から歩くのは仕方がないし、浴室からの景色を目の当たりにすると駅から歩く価値がわかる。

海に面した内風呂・露天風呂とミネラルミスト浴の3つしかないのだが、海と船と飛行機と空港と鳥が一望でき、ボォー――っと1時間半お湯を楽しんだ。

関空の後ろにうっすらと見えるのが淡路島。とにかく視界が開けていて気持ちが良い。平日の昼間ということもあって、ほとんど貸し切り状態で露天風呂にほとんどいた。

弱アルカリ性の天然温泉、さすがに1時間半もいたので、あちこちバキバキ？だった身体はすっかりとほぐれて、腰の違和感もスッキリ。肌荒れもかなり良くなった。

今回初体験だったのが「ミネラルミスト浴」。サウナほど室温が上がらず、こまかいミストが肌にじんわりと沁みて、毛穴がキレイになって行く感じがする。サウナのような息苦しさはないので、わりと長く入っていられる。これを2-3回水シャワーを挟んで浴びるのが良いらしい。これは気持ちが良くて、かなり気に入った。

更衣室も休憩室も広々としていて、隣には宿泊施設もある。スーツケースは受付で預かってくれるので、荷物が大きくても大丈夫。

海の見える温泉は色んなところで入ったことがあるが、視界が開けていて、空港を見ながら入るので、海の上に浮いている感覚で、今までにはない温泉だった。

関西空港を使って国内外行くのならば、帰りにこの温泉に浸かって家に帰るのはすごくおススメ。旅の疲れが一気に取れる。

「大阪に行くなら新幹線」としか思っていなかった私。子供と一緒に旅をしなかったら、関西空港を利用することもなく、帰宅前に温泉で心身ともにリラックスすることもなかっただろう。いつもと違うことを試してみるのは大切だ。

このアクアイグニス、全国展開しているようだ。また別の温泉にも行ってみたいと思う。