9日間の高松での生活は太らないように、朝は味噌汁やスープと果物だけにする日が多かった。昼はおかずと出汁を用意して、夫が自分で麺を茹でるスタイル。旅先に来ると不思議なことに、普段食べないフルーツを買ってしまう。農協の直売で安いこともあるが、鮮度が抜群であの瑞々しさを目の当たりにしたら思わず手が出てしまう。

healthy, yummy, easy and gorgeous
9日間の高松での生活は太らないように、朝は味噌汁やスープと果物だけにする日が多かった。昼はおかずと出汁を用意して、夫が自分で麺を茹でるスタイル。旅先に来ると不思議なことに、普段食べないフルーツを買ってしまう。農協の直売で安いこともあるが、鮮度が抜群であの瑞々しさを目の当たりにしたら思わず手が出てしまう。
今回の「うどんの旅」の中で、私の一押し。冒頭の写真を見てもらって香川の「うどんの旅」で、私は結局かけうどんが一番好きだった。店の特徴も出るし、麺の美味しさも良くわかる。半熟卵の天ぷらも食べたかったとか、冬だったら肉うどんや温玉たべたかったとか、あんなに沢山食べてもまだまだ食べたい。うどんの魅力にすっかりとはまってしまった。
今回もいつものごとく大量のお土産を買って来たのだが、麺類は3種類。先ずは小豆島のオリーブそうめん。このオリーブ色(翡翠色と書くべきではない?)がとても美しい。コシがあって喉越しも良い。
25年ぶり?くらいだと思う。大学の先輩に再会してきた。先輩が卒業してからか、私が卒業してからか、とにかく久しぶりにお会いした。先輩は大学卒業後東京で勤務していたのだが、現在は希望して故郷の香川にいる。転勤族なので先輩も単身赴任であちらこちら勤務していて、香川には半年前に異動してきたらしい。とてもタイミングの良い再会!!
初日に買って来たトッパアジ=めあじは1尾を昆布じめに。腹のアラの部分はみりん干しにすることに。頭や尻尾などの骨は出汁を取って夫の昼ご飯のつゆに。あらは朝ごはんにキレイに食べた。色んな味を堪能して、今回も頭のてっぺんから骨の間まで、美味しくいただいた。
1日目は、高松築港駅に隣接している玉藻公園と、高松三越・丸亀商店街を歩いて高松駅で荷物を回収して宿へ向かった。朝3:45に起きたし、前の週は仕事もかなり詰めて、さらにイレギュラーな仕事が舞い込んでバタバタで睡眠も数時間だった。よって、正直かなり疲れていた。こんなに疲れていて、宿でご飯を作るのかぁーと思われるだろうし、私も思うのだが、目を子犬の様にキラキラさせて夕飯を考える夫がいる。私も地元食材を見るとワクワクして、一気にテンションが上がる。途中で金の泡でガソリンチャージをすればやる気が出てくるものだ。
今回の「うどんの旅」の中で、私の一押し。冒頭の写真を見てもらってわかるように、澄んだいりこと昆布出汁が美しい。ものすごく香りが高い。そして透き通るような色白美人な麺。しっかりとコシがありながら、滑らかでツルツルな食感。
香川と言えば「うどん県」なので、外で食べたうどん情報を。香川に行くことを決めた6月には図書館へ行って、香川・四国のガイドブックを借りたり、ネットで調べたりしたのだが、直前はあまりの忙しさで、夫も私も相変わらず何も調べずに、行き当たりばったり。まぁ、そう言うのが良いよね。
長女が帰って来た時に茹でて二人で食べたのだが、細麺って本当に恐ろしい。きちんと乾麺200gも茹でて、大根おろし・山芋・椎茸・油揚げ・豆腐と具だくさんのつけ汁に出汁巻き卵とミニトマトもあるのに、「これでお終い?」と娘は言う。
駅前の地図でどこに行こうかと二人で相談するのだが、相変わらず距離の目測ができない夫がジオパークへ歩いて行くと言い出す。「1.5㎞くらいじゃない?」とまたもや根拠のない数字を言い出す。雨の中、駅にある縮尺の怪しい観光用の地図を元に、正確な距離も分からないまま、ジオパークを目指したくない。さすがの私も、このアバウトさは受け入れられない。google mapを確認した。
駅前の地図でどこに行こうかと二人で相談するのだが、相変わらず距離の目測ができない夫がジオパークへ歩いて行くと言い出す。「1.5㎞くらいじゃない?」とまたもや根拠のない数字を言い出す。雨の中、駅にある縮尺の怪しい観光用の地図を元に、正確な距離も分からないまま、ジオパークを目指したくない。さすがの私も、このアバウトさは受け入れられない。google mapを確認した。
長瀞の岩畳は国指定の名勝・天然記念物だ。ラフティングのガイドさんに教えてもらうまで知らなかった。ガイドさんは日本語が堪能な外国の人。日本人なのに、恥ずかしい、、、
2020年に来たときには、小雨が降りだしてきたので参拝を断念した寶登山神社。大通りの鳥居から緩やかな坂を上って来るのだが、真夏の真昼間だからか、結構な道のりに感じる。それでも、この樹々の中に包まれるとふっと気温が下がり、良い風が吹いてくる。神社仏閣には不思議な空気が流れる。
長瀞の岩畳は国指定の名勝・天然記念物だ。ラフティングのガイドさんに教えてもらうまで知らなかった。ガイドさんは日本語が堪能な外国の人。日本人なのに、恥ずかしい、、、
二日目は宿の最寄駅からラフティングショップのある最寄り駅へ移動。最寄り駅に、ショップの方が車で迎えに来てくれた。先日紹介したように、ラフティングは最高だった。準備から着替えて帰るまで約2時間半。もっと筋肉痛になるかと思ったが、ガイドさんのおかげもあって、身体は元気。想像以上の楽しさで、高揚していることもあるのだろう。
着いたその日は、偶然SLにも遭遇し、西武秩父駅・宿・秩父駅・道の駅ちちぶ付近をチョロチョロと散歩。とにかく緑が多くて、36℃くらいなのだろうが苦ではない。
今回の秩父・長瀞の旅は電車での移動。最寄り駅の電車の発車時刻を間違える所から始まった旅。夫に時刻を調べてもらったのが、やはり間違っていた。そもそも信用していないのだが、こうも毎回アバウトなのは、ある意味才能なのか? まぁ、急ぐ旅ではないし、翌日のラフティングにだけ間に合えば、何とでもなる。
秩父の名産の一つが蕎麦。細くてコシの強いお蕎麦はとても美味しい。細いので、いくらでも食べられそうである。ネギ・おくら・トマトも秩父産。ゆで時間も1分40秒と短いのも良い。蕎麦湯を入れて最後まで堪能。
1日目に購入した猪肉を酒粕と味噌で一晩漬けて粕漬けにしたものが、2日目の夜のメイン料理。これだけでも十分なのだが、1日目に食べたシンプルな塩焼きがとても美味しかったので、またいそいそと安田屋へ行き、もう1枚購入することに。
秩父神社へと続く参道にある、安田屋というお肉屋さん。味噌漬けが有名なお店のようだ。そのお店に猪肉が売られていた。味噌漬けも魅力的だが、ここは先ずは塩だけで食べてみたい。ということで、100gを2枚購入し、1枚は秩父錦の酒粕と秩父味噌で粕漬けにして翌日食べることに。
目の前に海があるのに、魚を釣るわけでもなく、海水浴をするわけでもなく、毎日毎日ただただ眺めているだけ。目の前の澄んだ海で獲れる魚を毎日せっせと捌きはするものの、ただただ眺めて、散歩をするワーケーション。
夫が露天風呂付き客室1泊の料金を口にし、すかさず「今回のワーケーションなら1週間泊まれる」と言う。利用目的が違うので、どちらが良い悪いではなく、このホテルに泊まるならばもちろん仕事などしない。完全なバケーションだね、と話した。庭を見ているだけで、館内は見なくてもどれほどしっかりと整えられているか容易に想像できる。
前の日に思いっきり遊び、1日挟んでまた遊ぶので、この日の夫の打ち合わせの数は尋常ではない。私は打ち合わせを最小限にしたので、早朝から仕事をすれば結構片付けられる。よって初日から予定していた「生しらす丼」を今日こそは!と買い出しへ。だが、知っている通り、生しらすは手に入らなかった。
今回ワーケーション中の平日に休みを取って、箱根湯本の温泉へ。片道30分の電車で温泉だなんて、天国だ。紅葉はまだちらほらだったが、天気がとても良くて、箱根登山電車の一番前を陣取って、箱根湯本まで。小田原から箱根湯本までの停車駅は4つで単線なのだが、途中駅すべてすれ違いをする。それほど本数が多いのだ。
明日は帰るというのに、我が家の台所は、家で土産を待つ子供たちの胃袋まで掴もうとしていた。出会ってしまった。私たちが毎日食べたカマスに。カマスに始まりカマスに終わる。この時点でカマスだけで既に11尾捌いている。でも、刺身で食べられることはもうここに来ないとないだろう。考えて考えた挙句、1皿8尾が盛られている朝獲れたてのカマスをお願いした。8尾で298円。袋にはこれでもか!と14尾。出血大サービス。
東海道線の「国府津駅」の陸側は急な坂になっており、みかん・梅・ぶどうなどの果物が実る日当たりの良い「曽我丘陵」がある。今の季節はとにかく「みかん」。見渡す限り、みかん・みかん・みかん!!
休暇時間を作るために、いつも以上に忙しく仕事を詰めていたので、どこに観光?するかを調べる時間などなかった。そもそも、宿で海を見ながらのんびりするのも一つの「休暇」だったし。そもそも、いつもあまり詳しく調べずにざっくりと、行き当たりばったりで旅するタイプの夫婦なので、それもまた楽しい。
結論から言うと、夫と私の感想は「いいね!!!」だった。本格的な冬になる前の良いシーズンだったこともあると思う。とにかく、良かった。楽しかった。コロナになってこの「ワーケーション(work + vacationの造語)」が報道されるようになって、正直なことを言えば、「欧米みたいにきっちり3-4週間のvacationを楽しむ文化になればいいのに」と思っていた。その気持ちは今も変わらない。でも、日本社会も簡単には変わらない、変われない。では、どうすべきか。と言うことで、ワーケーションを試してみた。
スマホはなく、携帯を持っている人もとても少ない時代だったが、誰かが「今から真鶴行くよ」とか「箱根行く人?」と声を掛けると4人くらい集まり、多い時には車2台で私たちはどこへでも行った。お金はないが時間は沢山あった大学時代。みんなで運転を交代しながら、ふらっと袋田の滝へ遊びに行ったことも。