
次女が高校3年になった。長かったお弁当生活も最後の一年だ。保育園時代と二人ともが公立小中に通っていた数年を除いて、海外でインター幼稚園に通わせてから、学校お弁当歴通算17年くらいか。
保育園の給食も、学校の給食も本当にありがたかった。転園、転校が多かった割に給食には恵まれた。給食が楽しみで登校する我が子にとって、「食」は最重要要素であった。給食の美味しさは、その学校を担当する栄養士さん次第らしい。よって同じ学校でも栄養士さんが変わると次年度からの給食がガラリと変わる。運命の分かれ道である。
季節の食材、地元の食材や郷土料理、行事にまつわる献立、そして絵本に出てくる料理やスイーツの再現など、栄養のバランスだけではなく、情緒の教育までしてくれる。学校給食=食育は、日本の義務教育制度の一番の利点ではないかと誇らしく思う。
海外のインターでも学校のランチを選ぶことはできる。しかしながらビュッフェ方式で、栄養バランスは本人次第となる。なので、ポテトフライしか毎日食べない子や、パスタしか食べない子、まったく野菜を食べない子なんていっぱいいる。
アレルギーのある子にとって学校給食は大変だと思うし、賛否両論あるのかもしれないが、我が家にとって給食は学校へ行く楽しみだった。子供たちは昔よく「どこの学校のどの給食がどれほど素晴らしかった競争」を二人で楽しそうにしていた。
そう言えば、長女を10か月で保育園に入れたとき、他の子の3倍もの給食を食べるので、先生に「いつもこんなに食べますか?」と聞かれ、「これの1.5倍くらい食べます」と答えたのを思い出した。大食い早食い時代だ。
そしてお弁当。家で食べる食事とはまた異なり、学校や会社でワイワイと食べるお弁当は楽しい。午前中あれこれあっても、お弁当を食べると午後からまた頑張れる。心身の栄養補給だ。だから作るのは嫌いではないし、喜ぶ顔を思い浮かべれば楽しいのだが、そんな料理が嫌いではない私ですら、やはり毎日のお弁当は重い。弁当のない日は楽だ。
在宅ワークなので、夫や自分のために弁当を作る機会は激減した。毎週サッカーに行くときにおにぎりやサンドイッチを持って行くくらいだ。弁当はもう娘のためにしか作らない。 それも、もうあと1年もない。嬉しいのか淋しいのかわからないが、新年度、最後のお弁当生活が始まる。初日はごろっと肉団子だ。
