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立礼式

もてない!シリーズで書いた絶景ポイントへ行った次の日も良い天気で、雲一つない快晴だった。気温は前日よりもさらに上がる見込み。朝一番に翌日自宅へ持って帰る野菜・果物を求めて直売所へ買い物に行った。

買って来た果物と野菜とおにぎりを持って、凝りもせず散歩に出かけた。途中のベンチでお昼を食べて美術館に寄ってからお風呂屋さんへ行くコースだ。美術館までの道のりは何度か行ったことがあるので、木陰があることも知っている。広めのランニングコースの一部が木陰となっているので、そこでおにぎりを食べた。

美術館は有名な展示をしていたのだが、あまりにも知識がなさ過ぎたのと、散歩でゆっくりしすぎてあまり時間がなかったので見送った。その代わりに中にあるミニ図書館で美術の知識を少しつけて、外にあるオブジェなどを堪能しながら、美術館の周りをぐるっと歩いた。芸術に造詣が深くない人間としては、景色・オブジェ・建物を見ているだけでかなり楽しめた。

美術館周辺を探索していると、なんとお茶室が出て来た。青紅葉や苔の具合が素晴らしく、落ち着く空間になっている。そのお茶室は多分使われていないのだと思うが、外から中を見ることが出来る。茶の心得がなくとも、十二分に雰囲気を味わえる素敵な空間だ。

そして、別の棟へ行くと「立礼式」で抹茶をいただけると言う。20年以上一緒にいるが、夫とお酒以外のものを外で飲むのは初めてだ(と思う)。外が36度もあったので、そこで一服することにした。

作法はうろ覚えだったが周りを見渡したら、全く堅苦しくなく、思い思いに楽しんでいたので、私たちもくつろいでお茶を楽しんだ。義母は茶道をもう何十年もやっている人なのに、夫は抹茶を飲むのは初めてだと言う。義母を気の毒に思いながら、心の中で「あなたの息子さん、お茶を嗜めるほど成長しましたよ」と報告した。

自分のお茶を撮り忘れて、慌てて夫の飲んでいるお茶の写真になってしまったが、お菓子もお茶も美味しかった。ちょっと大人になった気分だ。ワンコインで楽しめる素敵な空間。

この後、またお風呂へ行き、秋鮭・地酒を買って家に帰り、8月最後の週末を締めくくった。お風呂は良い湯だし、空気も水も食べ物も美味しかった。沢山のお土産を持って帰宅。沢山歩いて食べて飲んだ楽しい8月だった。

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