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文化を感じる日

文化を感じる日

3年ぶりに開催された大学の文化祭へ行った。完全事前予約であり、申し込み時に個人情報を入力し、感染対策もしっかりとしているようだ。去年、次女の高校の文化祭は食品類の提供はなかった(きちんとパックされた食品(菓子類含む)のみあり)ので、今年の大学の文化祭はどうかと思ったら、ドリンク(喫茶)はもちろんのこと、色んな食品が提供されていて、どのブースも賑わっていた。そして、食べ物の完成度も高く、一工夫があってとても美味しかった!!

私の普段の「文化的行い」と言えば、せいぜい本を読むことくらい。楽器も絵も手芸も、、、全部嫌いではないし、気が向けばするのだが、圧倒的にスポーツの方が好きだ。

今回の文化祭では、生け花の展示も見たし、着物や袴姿の学生にお茶をたててもらったし、ダンスやライブ演奏も見た。模型の展示、ウクライナ情勢の展示などの展示物も充実していた。今どきのライブ演奏だけではなく、南米楽器を演奏するブースもあったし、ハンドドリップの美味しいコーヒーもいただいて、さすが「大学の文化祭」だった。

生け花の展示は友人の娘Nちゃんが高校の時も展示していたのだが、大学の展示場に入ってびっくり。1年前、高校生の時はマスクをしていても花の香りがビシバシ漂っていて、弾けるような華やかな色彩の花が目に飛び込んできた。「華道」というより「フラワーアレンジメント」のようでもあり、高校生の若さを感じた。だが今年はとても落ち着いていた。1年経って大学生になるとこんな風に変わるのか。文化的な芸術的な作品は年齢や経験を如実に表すのだと、視覚的に成長・違いを感じた。実に面白い。

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さらに、今回は普段なかなか触れることのない「落語」に行って来た。30分間、抑揚をつけて話し続ける姿はとても大学生とは思えないほど立派だった。私たちが見たときの客席は高校生や大学生もちらほらいたが、私たちより年配の方が多く年齢層が高い。演目が終わった後の、達成感・充実感あふれる表情が何ともかっこよかった。一生懸命練習したことを披露するのに、ジャンルは関係ないのだなぁーと改めて思った。

茶道・華道・ダンス・楽器・落語などなど、普段の自分の生活にないものに触れることのできた、「文化を感じる日」となった。自分の好きなこと、得意なことを伸ばしていくのも良いが、たまにはこうやって自分のテリトリー外のことにも目を向けて、視野を広げるのも刺激的である。文化的な若者に沢山のパワーをもらった一日だった。

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