
「これがもう最後だから」と500万回以上唱えた4日間。4月から社会人になるcoccoの卒業式。わがまま過ぎて、イライラmaxになるのを「これが最後、これが最後」と呪文のように何度も唱え、とにかくけんかをしないように頑張った。そう、本人ではない。私が頑張った。
家にある振袖で袴を着るという娘。11月に振袖に合わせる半帯と袴の色合わせをし、そこから4か月半以上。いくらでも一度実家に戻ってきて衣装合わせをする時間があったのに、卒業旅行とバイトに明け暮れ、卒業式直前にようやくヘアメイクと衣装合わせをすることになった。
着付けの練習はある程度できても、ヘアメイクの練習はできない。かなり前から「ヘアスタイルが決まったら動画を送って」と伝えていたのに、なしのつぶて。
さらに2次会パーティーで使うので、高校の制服を持ってきて欲しいと言う。本人の振袖・袴・バッグと草履一式、私のスーツ・バッグ・パンプス・アクセサリー一式、これに高校の制服も???
急遽、卒業式の2日前に式の会場とは異なるキャンパスで前撮りをすることに。前日の夜に友達と合流する話になった。重い荷物を抱えてcocco邸に到着し、「明日の前撮りのために、一回ヘアメイクの練習をしないと」と何度も言ったのに、ダラダラのcoccoは動かず練習できない。「最後だから」という呪文を何度も唱え、イライラmaxにならないように頑張る私。
難しいヘアスタイルを選んだくせに、ヘアオイルやクリームをほとんど使わないようにしたので(洗髪に非常に時間を要するため)、髪の毛がまとまりにくく、案の定何度もやり直した。その上、こだわりが強すぎて時間だけが過ぎていく。「最後だから」と心の中で繰り返す。
↓何とか髪もまとまり、着付けは順調で前撮り撮影 レンガの校舎が映える
卒業式前夜にヘアメイクの改善点を試すはずだったのに、これまた本人が帰ってこない。ここで親子喧嘩をしてもしかたがないので、なんなん???と叫びたくなるのを我慢し、ぶっつけ本番でどうにかするしかない。(この期に及んで、実家にあるドレスの方が良いということで、coccoは外出先から私の家までドレスを取りに帰ったのだ。信じられんっ。)
式当日、修正案のイメトレは成功しスムーズに仕上がった。だが、前日2時に寝たcoccoが予定より1時間遅く起きたせいで時間は押した。にもかかわらず、「友達の待ち合わせ時間に遅れちゃう!」とスーツに着替える私を急かす娘。ぴしゃりと「それを言ったらいけないよね」と娘に静かに告げた。(いい加減にしろっ)
↓coccoがメイク中に朝ごはんと、昼のおにぎりにする炊き込みご飯の用意。式までの待機時間が長かったので、夫とおにぎりを頬張った。あまりにも美味しすぎて、写真すら撮っていない。
「最後だから」はもはや呪文ではなく、実は魔法の言葉ではないかと思うくらい、今回500万回以上唱え、その甲斐がありcocco本人が大満足する前撮りと卒業式となった。
外面の良いcocco。母として色々と思うところはあるが、こんなに好き放題の注文をし、わがままができる相手は母くらいだ。よそ様に迷惑をかけず、母にどっぷりと甘えるのはある意味子育ての正解だったのかもしれない。と、自分を納得させた。(そうでも思わないとやっていられない)
私は彼女に言った。「22年間、母に対して思うところは色々とあっただろうけれども、この4日間でチャラだからね。」と。coccoも長女同様、私に対してして欲しかったこと、不満に思ったこと、沢山あったはずだ。もっとああしてあげていれば、何故こうしなかったのか、など反省することばかりだ。でも、これでチャラだ。500万回の「もう最後」で浄化された。やはり魔法の言葉だ。すっごく大変だったが、結果オーライ。coccoと二人、彼女が子供でいられる最後、とてもいい時間だった。
こんなにアレコレ文句を言っているが、袴姿の娘は超絶かわいくて、前撮りの時に一緒に撮影した友達のご両親と何度も「ホント、女の子は支度が大変ですがやはりすっごく可愛いですよね。」と我が娘たちをお互いに褒め合った。とにかく可愛い。女子は大変だけれども、それを上回る愛らしさと可愛らしさがある。
4月からは社会人。地方勤務が決まっている友達もいる。もうお世話される側ではない。しっかりと計画的に、自立自活して生きて行って欲しい。人に信頼され、頼りにされる人になって欲しい。何よりも、心身ともに健康であって欲しい。
