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ユウタ・ユウキ・ユウダイ

photo of man doing dunk
Photo by Wallace Chuck on Pexels.com

先日TVでバスケットボール日本代表の試合を初めて観た。ミニバスケットボールから始まり、かつてバスケ少女だったのに試合をあまり観ない。しかしながら、CMに見事にはめられた。ユウタ・ユウキ・ユウダイ、3名の「ユウ」が出てくるCMに釣られた。20代半ば男子の人気の名前だったのだろう。私の一番好きなスポーツ選手もバレーバールの「石川祐希」選手だ。彼もまさに同世代。

高校生の時にNBAが日本に来日した試合を部活仲間と観に行った。繰り広げられるダンクシュートに興奮し、自分たちのバスケとは似て非なるものだったことをよく覚えている。その友達と色んなプレイを真似した。出来ていようがいまいが、こんな感じだった?と真似しているだけで大盛り上がりだった。

大学生の頃はバスケ仲間と時々NBAを観たが、そもそもサッカー以外あまり観戦しない。スポーツは観るよりも圧倒的にやる方が好きだ。

Bリーグが開幕した5年前に友人に誘われて代々木体育館で試合を観て、おぉ―――!!!と感動した。かつての日本人のプレイではない。でもそれ以降TVでもあまり観ていない。

今回観たい!!と思ったもう一つの理由は、日本人が何人もNBAへ行って活躍しているからだ。そのような選手も帰国して行われる国際試合、格上のハンガリーは申し分のない相手。また、背の低い私は富樫選手に興味があった。167㎝は女子でもバスケットボール選手としてプロで活躍するにはハンデがある。どういう武器を持っているのか、どういう動きをするのか。

結果はハンガリーに勝った。先取点から逆転を一度も許すことなく、集中した素晴らしい内容だった。オープニングダンクから始まり、高さのあるハンガリーから華麗な連携プレイも多く見せた。「ユウ」つながりで名前を挙げているが、この3選手以外も魅力的な選手たちばかりだった。

そして気付いた。日本のスポーツの傾向として、世界で戦っていくために、体格や身体能力の差を埋めるためにユーティリティのあるプレイヤーが重宝されているのだろう。複数のポジションを器用にこなせる選手。攻守においてハードワーク出来る選手。あのバレーボールの石川選手もレシーブをとことん練習したらしい。

スポーツ選手は良く言う。自分たちのプレイを見た子供たちに、そのスポーツを好きになってもらって、応援してもらいたい。そして競技人口を増やしたいと。ここでもガッツリ釣られた。試合を観ているうちにドンドンとバスケがしたくなった。あんなにサッカーにのめり込んで、足元の技術ばかり鍛えて来たのに、気持ちはティーンエイジャーのバスケ少女だ。バスケがしたい。あんなきれいなスリーポイントを決めたい。絶妙なフェイントからのパスがしたい。プレスディフェンスをしたい。

彼らのターゲットは間違いなく40代女性ではないだろうが、子供たちはさぞかしワクワクしただろう。私もワクワクした。背が低くて身体能力の高くない私の武器は、体力・細かい技術・メンタルの強さと戦術だ。そんな、ただただ「バスケが好き」と思っていた頃の、懐かしい気持ちを思い出させてくれた。

私のワクワクはいらないかもしれないが、しっかりと釣られた。なので、今後もきっちりと応援して、もっともっとワクワクしたい。

野茂がアメリカの大リーグに行ってからどのくらい経ったのだろう。あれから色んなスポーツで日本人が海外で活躍している。スポーツの種目に関係なく、日本人選手の緻密な努力と戦略がとても好きだ。

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