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煎り酒

煎り酒

煎り酒は室町時代からある調味料らしく、小説の中に時々出てくるので、前から気になっていたのだが、見過ごしてきた調味料。醤油の台頭で廃れてしまったらしい。おいしそうな天然かんぱちが1尾手に入ったので、せっかくだから煎り酒を作ることにした。かんぱちの記事は明日投稿予定。先ずは煎り酒作りから。

材料

日本酒(純米酒)💡200ml
昆布2X10㎝ 2枚(3‐5g)
梅干し(塩分18%くらい)中1粒
2つまみ
鰹節(厚削り)名刺1枚分(3‐5g)

💡:日本酒は高くなくてもいいのだが、飲んでおいしいものがよい。私は料理に使っている紙パックの辛口純米酒を使用。

作り方

1.鍋に日本酒を入れて昆布を30分ほど浸す(昆布のうまみ成分を日本酒に出す)→中火にかけて沸騰したら塩と梅干しを投入→再沸騰したら鰹節をいれて2分ほど旨味を出す→弱火にして13分ほど水分が半分になるくらいまで煮詰める→粗熱をとって調味料として使う

💡昆布と鰹節はそのまま2番出汁で、みそ汁に使った。おいしくみそ汁が作れたので、捨てないで!梅干しはおにぎりにでも使う予定。きっとおいしいはず。

2.完成

繊細な風味

梅と鰹節の風味がきいた上品な調味料。昆布は縁の下の力持ち。非常にマイルドである。

酒・梅干し・塩は基本で、+鰹節だけもしくは+昆布だけというレシピもあるようだが、私は今回鰹節と昆布の両方を入れてみた。戦後?昔?安い日本酒に昆布を入れておいしく飲んでいた時代があったくらい、日本酒に昆布を入れると日本酒の旨味が増すと思う。個人的には昆布は入れた方が良く、梅干しの風味を強調したいのならば鰹節はなくてもOK。色々と試すと楽しいかも。

鰹節は花ガツオにしても良いが、しっかりと濾してから使うと良い。

刺身・卵かけご飯・豆腐・納豆などに合わせると良いらしい。今回はお刺身と合わせて。刺身を醤油で食べるのとは全く違う味わい。この感想はまた明日!

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