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美意識の高い男子

美意識の高い男子

サッカーへ行くために電車に乗っていると、途中の駅から乗った18.19歳くらいの男の子が隣の席に座った。しばらくするとその男の子がリュックからポップティーンを出して、ペラペラと読み始めた。

この雑誌は私が中高生の頃には既にあったので知っている。その頃から今まで、そう言ったファッション雑誌を読み漁るような「女子時代」を経験していない私。しかも、上から下までジャージで「少年」に間違われるサッカースタイルの私。隣の男子の美意識の高さにただただ感心するばかりだった。

男性ファッション雑誌も色々とそれなりにあるし、今はコンビニでもドラッグストアでも「男性化粧品」や「男性向けシャンプー」などの基礎化粧品やコスメも多い。電車に乗っている「部活男子」も、リュックのポケットに「制汗スプレー」「汗ふきシート」「制汗剤(ミスト)」の「3種の神器」を入れている。「どれか一つ」ではない、「3つ全部」である。

アクセサリーはもちろんのこと、ファンデーションや化粧をする男子も増えているし、男女どちらが着ても可愛い素材とデザインのパンツも増えている。ジェンダーレスは確実に浸透してきていて、レースやリボン、ラメやパステルなど「可愛いもの」「キレイなもの」「きらびやかなもの」にもう性別はない。

そんなことがあった週明けの今日、高校・大学と一緒の友達とドライブに行ってきたと言って帰って来た長女が珍しくお土産を持っていた。聞いたら、車を出してくれた友達がSA(サービスエリア)で「ここのどら焼き美味しいんだよ」と、娘ともう一人の友達にお土産を持たせたくれたのだ。車を出してくれているのに、送迎付き・お土産付き、至れり尽くせり、「素敵男子」である。

その男の子は大学で独り暮らしをしていたのだが、コロナになって実家に帰り、その際にうちの娘にTV・トースター・炊飯器などをくれた子だ。高校の保護者会でお母さんともお話をしていて、プロ級のお菓子を作るお洒落マダムである。娘曰く本人も穏やかで優しい子らしい。

もらったどら焼きは、「特選小倉」「苺ムース」「マロンムース」の3種類。3等分にして3人で3つの味を堪能した。さすがスイーツマダムの息子‘sチョイス。甘さ加減、切ったときの断面、生地との味のバランス。どれもこれも美しく、おいしかった。

ここにも美意識の高い男子がいた。食べることに夢中で、3人もいるのに、誰も写真を撮らない「我が家の女三人衆」とは大違いである。

「男子」「女子」なんてもう時代遅れだとしみじみと感じ、そしてもう少しだけでいいから、高い美意識を持って暮らさねばならぬ、、、と反省した。

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