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もう十分頑張っているよ (後編)

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Photo by Pixabay on Pexels.com

もう十分頑張っているよ (後編)

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もう十分頑張っているよ(前編)の続き

「私大丈夫かな?」と思ったときもあったのだが、とにかく忙しかったので、「深刻ではなく、そう言うことを考える人もいるだろうし、そういう時期もあるでしょ」と流していた。家事・仕事・育児だけではなく、サッカーしたり、友達を家に呼んだりもしていたので、きちんと気分転換の場所があったから救われた。ずっと続いているその友人たちに感謝しかない。

「あの頃おかしかったな。普通ではない状態だったのだな。」と自覚したのは、そういう考えが頭に浮かばなくなって1年くらいしてからだ。今考えると、ちょっと怖い。子育て、仕事、これからの人生、色んなことを抱えて、考えて、どこかとても疲れていたのだと思う。あの時期からもう何年も「死んだら楽になれるのかな」なんてことは、微塵も頭に浮かばない。深刻であろうがなかろうが、そんなことが頭に浮かぶのは多少なりとも「異常」であるということが、今なら分かる。

一見前向きな人は「このくらい頑張らないと!!」と自覚症状がないまま、自分を追い詰めて疲弊している。意外と親兄弟姉妹・配偶者・友達にどっぷりと甘えられる人の方が、定期的にこまめに吐き出す場所があって、助けがあるから大丈夫なのかもしれない。

専業主婦(夫)の人もそうだと思う。「外で仕事をしていないのだから、このくらいの家事や子育ては、、、」と考える人は要注意だろう。私の周りの専業主婦の人はそう言う人が多い。外で働いている主婦(夫)と専業主婦(夫)を単純比較することは出来ないし、逃げ場のない専業主婦(夫)という世界は親兄弟姉妹や配偶者の助けがなければ、外の空気を吸う機会がない。

「普通じゃない状態」が「ぼんやり」から「クッキリ」に変わっていたら、赤信号だったのだと思う。幸い、赤信号にならなかっただけで、黄色信号は灯っていたのだ、きっと。

子育てだけではなく、仕事や介護など、なんでも一生懸命に努力することは尊いと思うけれども、「もう十分頑張っているよ」と自分で自分を褒めることは必要だ。難しいけれども。きっとあの頃の私だけではなく、今もどこかで無自覚に「黄色信号」が灯っている人がいるかもしれない。深刻になる前に自分を労って欲しい。どの選択をしてどんなに頑張っても、後悔が全くない人生はきっとどこにもないのだから。大丈夫、もう十分頑張っているよ。

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