踏んだり蹴ったり~親知らず1~
15年ぶりに発熱した3月末。熱は1晩で下がり、いつも通り運動もして快調に過ごしていたのだが、回復してから1週間もしないうちに、親知らずを抜く予定となっていた。
私の親知らずはもともと上の2本しかなく、右側の親知らずは歯茎の中に埋まっていたこともあり、嚙み合わせにも他の隣接する歯へ影響もないと言われて、半世紀もほったらかしになっていた。「ほったらかし」と言っても、4年前から3か月に一度、歯科クリニックに定期健診に通い続けているが、その間抜くように促されたことはない。
親知らずを抜くことになったきっかけは、去年7月モンゴルへ直前に詰め物が取れてしまい、過去の詰め物の治療を行ったからだ。銀歯だったところをセラミックや金に換えたのち、虫歯になりかけている左の親知らずを抜くことになった。それが去年10月のこと。
クリニックでの抜歯は確かに痛かったのだが、10ー15分くらいで終わり、1万円もするコラーゲンを入れてもらったこともあり、顔が腫れることもなく、2日程度で痛みは収まった。
問題は右側で、歯の根元が上顎洞(上顎の上の空洞)を突き刺している可能性があるため、万が一に備えて大学病院の口腔外科で処置しなければならないと言われた。
また、この親知らずは元は歯茎に埋まっていたのだが、月日とともに顔を出し、その一部から虫歯になっている「ようだ」と言われた。(そのクリニックのレントゲンでは「ようだ」としか言われなかった。)
帰宅後すぐに病院へ電話し予約を取ったのだが(オンライン予約不可)、診察してもらえるのはなんと4か月過ぎ。診察後に手術日が決まるというスケジュールだ。
と、前置きが長くなったが、やっと決まった手術日が4月上旬。「ようやく身体が戻ったのに親知らずを抜くのかぁーと」私はかなり憂鬱で、不安材料をついつい思い浮かべてしまっていた。
抜歯当日、ベンチで待機していると、大学生くらいの子が祖母と一緒に来ていた。彼女が診察室に呼ばれて30分ほどして戻ってくると、「上の歯は結構すぐに取れたから”余裕”と思ったら、下が全然抜けなくてヤバかった。ペンチみたいのでグリグリされて、チェーンソーみたいので歯を切られた。」と語り出す。
勘弁してくれ。そんな前情報、今一番聞きたくない。耳をふさごうにも、真後ろのベンチで話している。隣にいるおばあちゃんは、「ダメ。またお腹痛くなってきた。〇〇ちゃんがやっている間(処置中)、ずっとお腹が痛くて、、、」と言う。(親知らずを二本も抜くので、万が一の場合の付き添いだったらしいが、随分と頼りない。)
「抜歯が終わったら、絶対美味しいものを食べようと思っていたけれども、マジ無理だわ。なんも食べられない。」と痛そうにする本人。そりゃそうだろう。「スープでも作っておこうか?」とおばあちゃん。そんな会話を残して二人は去っていった。
不安を最大限にあおられ、私の方はどうだったかというと、、、取り越し苦労ではなかった。激痛記録を更新した。(出産を除く)激痛TOP5入りした。あまりの痛みで自然に涙が出てくる系の激痛。抜歯になんと1時間ほどかかった。1時間、ずっと殴られている感じ。
と長くなるので、続きは次回。(痛みに弱い人は読まない方が良い)
