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食卓の華

昔の同僚に果物をもらった。「知人から果物をもらったから、土曜日の午後に届ける」と連絡が来た。別の友人にも届けるので、その前に我が家に立ち寄ってくれるという。「果物」と言われて、なんとなく「もも」を想像していた。土曜日の午後はサッカーの練習なのだが、練習場所が同僚の友人宅の近くだったので、練習場まで届けてもらうことになった。

彼の保冷バックの中には、ハンドボールくらいの大きさのメロンが2個入っていた。片方をもらおうとしたら、保冷バックごと2個のメロンを渡された。立派なメロン2個だよ。えっ、いいの?メロンだよ!!!

久しぶりに帰ってきた夫も一緒にサッカーをしたので、帰りの電車で2個もどうしようか?長女を呼ぶか?お隣さんにお裾分けしようか?と贅沢な話をした。

家に帰って、改めて見たら異なる産地のメロンだった。山形産の「鶴姫」と長崎産の「果麗」だ。果肉の色で「白の鶴姫」と「赤の果麗」の2種類。これはどちらかを誰かにあげるわけにはいかない。次女がそんなことを許すわけがない。

メロンは子供たちの大好物である。A国とB国にいたときは、メロンはお手頃価格でしょっちゅう食べていたが、日本は違う。大好物だが「時々」しか食べない。しかもメロンが家に丸々2個もあるなんて!!

メロンが完熟になる頃を見計らって長女も帰宅して、贅沢にもメロンの食べ比べをした。写真からも甘さが伝わるだろう。白と赤でこんなに違うんだ!!と感動した。どちらも美味だった。

彼は昔の仕事仲間なのだが、アルコールと食べ物の好みが似ていて、お土産のセンスが抜群に良い。若い女子社員にも「○○さんは着ているシャツ・スーツ・ネクタイもさりげなくブランド物で、小物もセンスが良いですよね」と言われるような人だ。前に「すくすく育ちますように」で映っている「ブランデー梅酒」も彼からのお土産だ。

去年の暮れに牡蠣の燻製のガーリックオイル漬け・柿チップス・干し芋を、彼の家に送った。その時もお返しにお洒落なペンとカードケースをもらった。今回、急いで土曜日の朝に砂肝の燻製を作って持って行ったのだが、砂肝とメロンでは明らかに「海老で鯛を釣る」である。

メロンはとてつもなく甘くて美味しかった。娘たちのはしゃぎ方もすごかった。美味しいものを食べているときの顔は2人とも3歳のときから変わらない。大切な友人からのメロンは、食卓に笑顔も運んでくれた。

なかなか一緒に飲みに行けないし、会ってもお茶することすら控えているが、「いただきもの」ってこんなに美味しくて、嬉しいのだ、と改めて思った。メロン、ご馳走様、ありがとう!! 秋になったらまた彼に何か贈ろうと思う。何を作ろうか今からワクワクする。

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