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キーワードは「富士山」

後もう少し 

「ママたちって富士山登ったよね?」8月末、次女が聞いてきた。中学時代の友達が日帰りで富士山に登って、次の日には彼女とディズニーランドへ行ったと言う。

私たちは高山病にならないように8.5合目の辺りで一泊し、早朝に宿を出て登っている途中でご来光を見た。行きは山梨側から登り、帰りは夫の家へ行くのに御殿場側へ下山した。登りより遥かに下りが辛く、普段ランニングもサッカーもしているが膝がカクカクした。さすが18歳の現役高校生男子たち。呼吸は多少苦しくなったらしいが、難なく下山し翌日もぴんぴんだったと。回復力が違う。羨ましい。

この話をして、忘れていた思い出が蘇った。

夫は登山が好きな父親と良く山に登っていたらしく、歩き方・水分や栄養補給・休憩などの細かい指示をしてくれ、重い水なども大半を持ってくれたので非常に頼もしかった。ニアミスを言えば、視界の開けた頂上にたどり着き、夫はそこが「頂上」だと言ったが、なんだかおかしいと思った私は火口を一周することを提案し、本当の「頂上」を見つけた。

夫は言った。「ああ、そう言えば頂上こんな感じだった」そういうアバウトな人である。危うくあとちょっとのところで、「富士山頂上到達未遂事件」になるところだった。日本最高峰の山なのに。

←本物の頂上

まぁ、このくらいの「未遂事件」はいつものこと、へでもない。

富士山の下りは、フルマラソンを走ったときのような筋肉痛に見舞われた。ロボットのようにしか歩けない。そこで活躍したのが、私のオアシス「もてない!」で出てきた例のお風呂屋である。そこでこれでもかと、マッサージ風呂と炭酸風呂と水風呂に繰り返し入りその時はだいぶ楽になったのだが、寝てしまえばほぼ元通りだ。夫の筋肉痛は私ほど重度ではなかった。

富士山登頂の翌日は夫の会社のメンバーと、真夏の真昼間の河川敷でミニサッカーをすることになっていた。何かと真夏の真昼間が好きな夫である。

その日はリオオリンピックの陸上400m男子リレーの決勝で、そのレースを見守ってからサッカーへと向かった。正確な時間は覚えていないが家を出たのが正午前後?である。雲一つない晴天のお盆の昼間に、私は筋肉痛の足を前へ進めながら河川敷へと向かった。そして、やっとの思いでたどり着いた場所には、、、なんと誰もいなかったのだ。

夫が部下へ連絡するとコートを間違えていることが判明。ただでさえギリギリの人数で練習するし、こんな土壇場で「いかない」と言う選択肢は色んな意味であり得ない。

トボトボと所々鬱蒼と草が茂る河川沿いの道を、ギラギラと照り付ける太陽を浴びながら私たちは歩いた。待たせていて申し訳ないと思いつつ、鉛のように重い足は思うように動かなかった。。。

という思い出を、次女のたった一言で思い出したのだ。思い出って何が引き金で頭に浮かんでくるか分からない。夫にとって救いだったのは、次女と私の会話のその場に本人がいなかったことですな。

※夫の会社のメンバーは元々車での迎えを提案してくれていたし、場所を間違えたときも申し出てくれたのだが、「自己責任」なので自力で行ったw(帰りはありがたく送ってもらった!!)サッカーは楽しく、ただの筋肉痛なので動けばOKw みんなとても気さくで良い人たちだった♪

2016年8月 火口
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