雪降る金沢の街とおでんと地酒
2月半ば、雪降る中、近江町市場・金沢城・兼六園・尾山神社を巡って4時間半、ちょっと遠いスーパーまで足を伸ばして、おでんの具を買おうと思った。でもこの日は結構な雪が降る中、途中2度ほど熱いお茶を少し飲んだくらいで、全く休憩をしていなくて、気付いたらかなり疲れていた。
近江町市場、金沢駅方面出口の向かいにあるデパ地下は小さいながらも、なかなかな品揃え。当然良いお値段なのだが、吹雪いたりやんだりを繰り返している天気の中、宿を通り越してスーパーまで行くのはさすがにちょっと辛い。お目当ての食材が「必ずある」保証もない。
多少お値段は張ったが、良い食材や調味料をデパ地下で購入し、後はビールと日本酒だけだ。地上に出ると外は吹雪いている。傘も差さず食材を背負ってテクテクとコンビニでビール500ml6本と、自分用のご褒美ビールを1本、これだけで3500ml。
リュックにビールが加わってまたテクテクと雪の中を。向かったのは地元の地酒屋さん。ここのお酒の品揃えは抜群だ。普段私が買うお酒よりもいいものが揃っている。散々迷った挙句買ったのが、「純米酒 春 手取川」という季節限定のにごり酒。
加賀大根・ガスエビ・能登牡蠣など、加賀の食材がいっぱい詰まったおでんのお供はこのにごり酒、いいかも。こんな雪の日にはピッタリのような気がした。雪景色にこの春を感じるラベルもなんかいい。
リュックにはもう一升瓶は入らないので、雪降る中私は赤子を抱えるように、落とさないように、この手取川を抱いて歩いた。液体だけで5300ml。これも通常運転。炎天下の夕方だろうが、吹雪の夕方だろうが、南だろうが北だろうが、液体を持って歩くのは「いつものこと」である。
にごり酒はどうしても少し甘めなので、普段はあまり飲まない。でもこのにごり酒は、米の甘みはしっかりと感じるがあと味はスッキリ。辛口好みの人にもおすすめ。料理との相性も良い。
近江町市場、水曜日が実質休みのようだ。デパ地下で買い足した食材と冷蔵庫の有り合わせで作ったおでん・昆布じめのウマヅラハギの刺身と残り物のハタハタの煮付けだが、こういう美味しいお酒は食事全体をグレードアップしてくれる。
雪を触ることもなく、一歩も家を出ず、こもりっきりで仕事をしていた夫はこの食卓を見て、私以上に大喜びをしていた。夫も私も美味しいご飯とお酒ために仕事をしているから。

