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セロリの思い出

close up photo of vegetables
Photo by Kindel Media on Pexels.com

小さい頃からセロリが好きだ。よほど特殊な食べ物ではない限り、好みはあっても嫌いな食べ物はない。セロリとかパセリは小さい頃から好きだ。

セロリで思い出す母の料理は二つ。一つはチキンピラフ。玉ねぎ・鶏肉・にんじんの他、マッシュルームとセロリをたっぷりと入れ、米が透き通るまで炒めたら、鶏出汁とトマトジュース(野菜ジュースではなかったと思う)で炊く。昭和に流行ったホーローの鍋で炊く。絶妙なおこげが出来るように、ふっくらと。

「ベランダからパセリを持って来て」と言われる。パセリをキレイに洗ったらみじん切りにして、ピラフにふりかけて完成。おこげは姉妹で取り合いになる。柔らかくなったセロリは少し苦味が残っていて美味しい。

「”玉ねぎ・鶏肉・にんじん”の順番に炒めるのよ」「”玉・鶏・にんじん”、カレーも煮物も何でもそうだよ」と教えてくれた。

もう一つは、セロリのオードブル。カニの缶詰とパセリと玉ねぎのみじん切りをマヨネーズで和える。それを4㎝くらいにカットしたセロリの上に乗せる。ものすごく美味しい。クラッカーやバゲットよりも軽い。視覚的にも爽やか。ヘルシーで、前菜にピッタリ。

来客時や、祝い事の時には良く作ってくれた。そして良く手伝った。その日の料理のバランスで、器を指定されて盛り付ける。パセリは多目に摘んで、所々に飾る。手伝ったったご褒美は、セロリの細い部分に余ったカニ餡を乗せてつまみ食い。

大好きで簡単な一品なのだが、コストが。。。子供たちは覚えていないだろうが、遠い昔に蟹の缶詰をもらったときに何度か作った。それ以来だ。私は蟹の代わりに鮭を使ってオードブルにしている。バゲットの上に乗せるのだが。

だれか、うちにカニ缶を持って来てくれないだろうか。パパっと作るから。

母は植物を育てるのが上手で、観葉植物や花が置いていない部屋はなかった。玄関・洗面所・トイレ・風呂場にも。ベランダに咲く花を一輪挿しにして玄関やトイレに飾っていた。ベランダには青じそ・ネギ・パセリがあって、春には苺、夏には朝顔。冬になれば家の中にコニファーやシクラメンが。

セロリがたくさん入った美味しいピラフが食べたくなった。私には作れない、あのピラフが食べたい。

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