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熱海:温泉卵を作る

熱海:温泉卵を作る

正直なところ、熱海は平地がほとんどないので、車があったほうが便利なのだが、まぁなければないなりの楽しみがある。雨上がりの熱海の街を、夕飯の魚を求めて散策。冷蔵庫の中にはすでに朝一で買い物した地元産の「牛豚鶏」が勢ぞろいしているし、前日のマンボウの昆布じめもあるのだが、せっかくだから、ドドォーーーンと一尾、新鮮な魚を捌きたい。

魚屋さんに向かって歩く途中、「こっちに行ったことないね。行ってみようか。」と通ったら、なんとなんと、温泉卵が作れる場所がある

熱海には「熱海七湯めぐり」があり、その一つ「小沢の湯」では買ってきた卵を温泉卵にすることが出来る。熱海七湯めぐりは知っていたが、温泉卵が作れる場所があるのは知らなかった。なんとなく「こっち行ってみようか」でふらりと立ち寄ったら、親子三世代家族の孫とおばあちゃんが温泉卵を作っているところへ出くわした。

二人に聞いてみると、去年も来て美味しかったのでまた来たのだとか。もくもくと湯気が立ち上る窯に、素手で卵をざる入れるおばあちゃんに、夫が「大丈夫ですか?熱くないですか?」と言うと、お孫ちゃんが「おばあちゃんは大丈夫!」と。淡々と卵を入れるおばあちゃん。

我々は新鮮な魚とともに、美味しそうな地卵を購入し、再び小沢の湯へ。あのおばあちゃんのように「素手」で卵をざるに入れようとしたのだが、いやっ無理。私もかなり熱いものを触れる方だと思うのだが、あのおばあちゃんには敵わない。さすがである。年季が違う。作り方は書いてあるので、自分好みに加熱時間を調整すればOK。

この日の気温と湯気の状態を見て、我々は6分ほど加熱。(あくまでも、私の勘である)トングやお玉なども置いてあるので、火傷しないように注意!我々は近くにある水道水で、少し冷やしてから持って帰った。

そして、宿に戻り、いざ実食‼ 完璧な半熟具合。ごはんや麺類にかけるのならば、4分くらいでも良かったかもしれないが、卵だけ食べるなら、これくらいの方が味わいがある。

※たれ:醤油:みりん:椎茸と昆布の戻し汁=2:1:0.5 →これを2分ほどアルコールを飛ばすように加熱する(このたれも美味だった)

それぞれの移動手段で楽しみ方は違う。車は車の良さがある。道の駅なんてまさしくそうだ。徒歩だと遠くへはいけないが、気軽に寄り道が出来る。このおばあちゃんとお孫ちゃんに出会わなかったら、見過ごしていたかもしれない。

この温泉卵で、新婚旅行先で食べた温泉卵の話になった。確か、場所は和倉温泉で源泉が湧き出ているところの前に小さな商店があって、そこに生卵が売っていて自分で作れたのだ。

「もう一回どこかで食べたよね?」と夫が。「2023年に行った山代温泉だよ。」そこは、作ってある温泉卵を購入し、温泉に浸かった後なのに足湯に入りながら、雪景色の中食べた温泉卵。

ちょっと老夫婦っぽい?会話なのだが、測らずとも、結婚25周年にふさわしい?ほのぼのとした会話。いつもこう平和だといいのにね笑

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