
最高気温が37度を超える猛暑日に、ライオンキングを観に行ってきた。アナ雪同様、ディズニー映画は見たことはないが、敢えてあらすじを知らない方が楽しめるのではないかと、曲だけ予習をして観に行った。
結論から言うと、ライオンキング、めちゃくちゃ面白かった。というか、自分の好みだと思う。そんなに色んな作品を観ているわけではないのだが、アナ雪やWest side storyとは全く別物。
アナ雪は歌やダンスとともに、誰でも歌える馴染みある曲と、プリンセスの華やかな衣装、そして早着替えなどが魅力だと思う。それに対して、ライオンキングは1階会場の通路も使った演出を行うので、決して広くないはずの会場が広く感じられ、躍動感がありダイナミックで、テンポよく進んでいくのが心地よい。
また、動物の役=動きを人間が行うところはかなりの魅力。当然本物の動物の動作とは違うのだが、唯一無二の独特な世界観があって、「舞台」という空間の生き物(キャラクター)の所作としての完成度が高く、柔軟性や跳躍力などの身体能力の高さが感じらる。演者の動き一つで動物の表情がコロコロと変わっていくのが面白い。そして、アフリカのカラフルで個性的な衣装も見どころだ。
娘が良い席を取ってくれ、通路側だったこともあり、かなり暗い会場の背後から突然歌って踊る演者たちが入場してくることが何度かあり、至近距離で素晴らしい歌声と踊りとともに、細かい表情や衣装もじっくり観ることができた。
会場の通路は不規則な階段になっている。暗闇の中、ものすごい勢いで駆け下りていくのだが、プロってすごい。
ライオンキングでは、舞台の下にオーケストラはいなかったが、舞台の下の両側に打楽器を生演奏する演奏者がいて、演奏とダンスと舞台の背景と会場が一つになる空間が素敵だった。
会場入りするときは、ライオンキングの看板の前は混んでいて写真が撮れなかったので、帰りに撮ろうと思ったら、小学校4・5年生くらいの男の子とお母さんが写真を撮ろうとしていた。親子ともに初めてのミュージカル鑑賞だったらしく、かなり興奮気味に「面白かったね。また来たいね。別の作品も観たいね。」と言っていた。お互いに写真を撮り合い、「ダイナミックで楽しかったですね。」と私もその親子と舞台の素晴らしさを共感させてもらった。
と、すっごく満足だったのだが、一つだけ。ディズニーものなので、子供が結構多い。当然だ。今回、私の斜め後ろの辺りで、4歳くらいの女の子が前半の最後の方に泣き出した。大泣きなわけではないのだが、私はかなり気になるタイプだ。頑張って集中しようと思っていたが、ずっと泣いている。そして、前半終了。
後半が始まるとまたすぐ、女の子が泣き始める。さすがにと思ったのか、席を立ったのだが戻ってきた。そしてまた泣き始めた。
何で泣いているか知る由もないのだが、かなり会場が暗くなって、突然大きい音がすることもある。子供ならば怖いと思うシーンもある。
言わせてほしい。ミュージカルは高価だ。大金を払って、見知らぬ他人の子の泣き声を聞きに来ているわけではない。高級レストランに年齢制限やドレスコードがあるように、未就学児(で良いのかどうかはわからないが)は予め別部屋で鑑賞して欲しい。(上演前のアナウンスでは、別部屋があると言っていた)親のモラルの問題は大きいが、運営側の責任もあると思う。個人的には娘からプレゼントしてもらったチケットなので、余計に悔しい。こっちの方が泣きたい。
と、どうしても言いたかった。(すみません)
ということもあったが、ものすごく魅力的な演目に大満足。年に一度の娘からの贈り物。来年はどんなミュージカルが上演されるのだろうか。今から楽しみである。

