変化を楽しむ
5月の半ばに「大きな買い物」と思い切って買った紫陽花。あの時は、昔ながらの花屋のおじいちゃんの巧みな話術に釣られ、「騙されたと思って、、、」くらいに買った。
その紫陽花の花を数日前についに全部切った。おじいちゃんに教えてもらった通り、次の芽があるところを残して剪定した。一部は花瓶に。一部は元気な花びらだけを切り取って、直径30㎝の浅いガラスの花器に水を張って浮かせた。
買ったばかりの頃の紫陽花がこれ↓
買って10日後が↓
25日~1か月後が↓(鉢からおじぎしている花びらを切ったから緑がかったものが多い)
←これが購入約7週間後(約1か月半)
紫陽花はかなり長期に渡って楽しませてくれる花なので、色が変わって行くのは知っていたのだが、こんなに毎日観察したのは初めて。
最初の若々しいフレッシュな紫陽花色から、艶のある紫が加わり大人な色気が出て来てた。そして、少しずつ紫陽花色が減って行き、独特な落ち着いた緑色になって行く。最終的には茶色の斑点が広がり朽ち果てる。
植物の一生も動物(人間)の一生も同じなのだなぁーと、しみじみと感じた。
この緑色になって鉢から水に移してからがまた長い。この状態でおそらくさらに2-3週間、長い花だと1か月以上は持つと思う。
写真を見比べてしまうと、「若き日の紫陽花」はもちろん華やかなのだが、この緑色の紫陽花もとても趣がある。部屋に彩り、というよりも癒し・落ち着きを与えてくれる。観葉植物の緑とも、しそやバジルの緑とも違う、包み込むような優しい緑。
あんなにゴリゴリ・ガツガツ・バチバチ生きて来たのに、この紫陽花を眺めていると、「こんな風に周りに馴染む、そっと寄り添える、そんな歳のとり方をしたい」と、心穏やかにそう思った。
紫陽花を薦めてくれた80過ぎのおじいちゃん、ありがとう!年配者の声に耳を傾けると、思わぬ発見がある。華やかである必要はない、年相応の「色」の変化を楽しめばいい。
鉢植えの紫陽花の葉はせっせと土を耕す。来年は蕾から成長を見守りたい。きれいな花を咲かせてくれることを願って。
